Nothingが今年発売した「Nothing Phone (2a)」の背面には、プラスチックの一種であるポリカーボネートが使用されています。
FeliCa搭載によるおサイフケータイ対応、幅狭ベゼルを実現する高コストなフレキシブル有機EL、5,000mAhの大容量バッテリー、50MPのデュアルカメラ、最大の特徴である光る背面Glyphを搭載しながら49,800円という実現するために、背面の素材をガラスからポリカーボネートに変更したものと思われます。
このポリカーボネートには、三菱ケミカルグループの高機能ポリカーボネート樹脂が採用されていることがわかりました。
透明性、表面硬度、加工性を高く評価
三菱ケミカルグループの発表によると、Nothing Phone (2a)の背面に同グループが開発するXANTAR(ザンター)が採用されたとのこと。
XANTARは優れた透明性・耐衝撃性・難燃性・耐熱性・電気特性を有する特殊ポリカーボネート樹脂。
そのなかでもNothing Phone (2a)に採用されたKシリーズは、重合およびコンパウンド技術を駆使して開発され、一般的なポリカーボネート樹脂と比較して高い表面高度を有することから、弱点である耐擦傷性が向上。
つまりキズがつきにくいということです。
XANTAR Kシリーズはスマートフォンや自動車内装部品で採用が拡大。Nothing Phoneシリーズに採用されたのは今回が初めてですが、透明性、表面硬度、加工性といった点で高く評価されたと説明しています。
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