Googleの次期スマートフォンとして発売が噂される「Pixel 3」シリーズはトレンドになっているデュアルカメラではなく、シングルレンズのカメラを搭載するようだ。
「Pixel 3 XL」のみエッジトゥエッジのディスプレイを採用か
Bloombergの報道によると、Googleが開発している次期スマートフォンは「Pixel 3」と「Pixel 3 XL」で画面サイズやデザイン、性能が異なるという。
ビッグサイズのディスプレイを搭載する「Pixel 3 XL」は、トップにiPhone Xに似た“切り欠き”を備え、ボトムには厚みのあるベゼルを配置するなど左右のベゼルが狭小化されたエッジトゥエッジのディスプレイデザインを採用するようだ。一方、小型の「Pixel 3」は、“切り欠き”やエッジトゥエッジのデザインは採用しないという。
先日、中国のWeiboでリークされたPixel 3シリーズのものとされる保護ガラスはいずれもエッジトゥエッジのデザインでBloombergの報道とは多少異なっているようだ。
「Pixel 3 XL」はデュアルフロントカメラ仕様に?
Photo by Tinh tế Photo
カメラについては「Pixel 3 XL」が“切り欠き”にデュアルフロントカメラを搭載するが、両モデルともメインカメラはシングルレンズになるという。デュアルカメラによって一眼レフで撮影した写真のような背景ぼかしや画質が劣化しない光学ズーム機能が利用できるが、Pixel 3シリーズではソフトウェアによる背景ぼかしのみを実現すると報じられている。
ただし、Googleが現在ベータ版を提供している次期「Android P」では、マルチカメラを標準サポートすることでデュアルフロントまたはデュアルバックカメラでシームレスなズームや背景ぼかし、立体視などシングルレンズでは実現できない機能を提供すると案内していることから「Pixel 3 XL」ではデュアルフロントカメラを使って背景ぼかしを利用できる可能性がある。背景ぼかしは人物撮影用のポートレートモードで利用できることがほとんどで自撮りがしやすいフロントカメラをデュアル仕様にするのは理にかなっている。
なお、Android Pでは“切り欠き”ディスプレイもサポートしているため、Bloombergの報道どおりPixel 3シリーズが切り欠きデザインになる可能性は高いだろう。
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