「Pixel 4」を屋外で――特に日差しの強い日に利用すると画面が見づらいと感じることが多い。
それもそのはず。画面の明るさを示す値は「iPhone 11 Pro」の800nits、「Galaxy Note10」の700nitsに対して「Pixel 4」は450nitsしかない。
しかし、「Pixel 4」には画面の明るさを最大1.3倍以上に引き上げる隠し機能「高輝度モード」が存在していることがわかった。
電池持ちを考えて隠し機能に?
Googleが何らかの理由で機能を非表示にしている「高輝度モード」を発見したのはXDA Developers。以下のコマンドを実行することで高輝度モードをオンにできる。コマンドを見てわかるとおりroot権限が必要だ。
su echo on >> /sys/class/backlight/panel0-backlight/hbm_mode
高輝度モードをオンにすることで、画面の最大輝度が450nitsから610nitsまで引き上げられて屋外でも快適に利用できるという。有機ELへの焼付きが気になるところだが、XDA Developersによれば、高輝度モードが動作するのはインターフェースの輝度が最大レベルになったときのみで610nitsに達するのはHDR動画を視聴しているときのみとのこと。
利用時に気にすることは電池持ちのみ。スムーズディスプレイに対して厳しい制限をかけたように(現在は大幅緩和)高輝度モードも電池持ちに配慮して製品版の「Pixel 4」から削除したのかもしれない。
なお、高輝度モードをオンにしてもデバイスをスリープ状態にすると自動的にオフになってしまうため、実用的にするには「Tasker」などのアプリを使う必要があるようだ。Taskerを利用すれば周囲の明るさやインターフェースの明るさが一定のレベルに到達した場合のみ高輝度モードをオンにすることもできる。
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