“Googleが5Gに対応したスマートフォンを2020年に発売する可能性がある”と報じられたのは昨年10月のこと。
5G対応にはコストがかかるためプレミアムモデルになることが予想されていたが、Googleはひとまず先にミッドレンジのPixel 4aシリーズを5Gに対応させるのかもしれない。
Pixel 4aシリーズのコードネームが発見される
XDA-DevelopersがAndroidのソースコード管理プロジェクトAOSPや今月リリースされたPixel 4の最新ファームウェアダンプ、いくつかのGoogleアプリの最新版を詳しく調査して新しいコードネームとそれらのデバイスに搭載されるチップセットを発見した。
発見されたコードネームは“sunfish”、“redfin”、“bramble”の3つだ。
注意すべき点としてコードネームが発見されたとしても発売が確定するわけではない。これまでに発売されたPixelシリーズには魚に関連したコードネームが付けられていて、魚とは関連しないコードネームは発売されてない複数の実績がある。
また、魚に関連のある名前が付いていたとしても製品化されるわけではない。昨年4月に発見された“needlefish”はいまだに製品化されていが、XDA-Developersは今後発売される可能性も考えられるが、開発用のリファレンスボードだったとしている。
“sunfish”は、魚に関連するコードネームでミッドレンジ向けのチップセットSnapdragon730が搭載されるという。このチップセットは残念ながら5Gには対応していない。
“redfin”は、製品化されない可能性のあるコードネームだが、FIH Mobile(Foxconnの子会社)が製造を行うODMであることがわかっているそうだ。最後の“bramble”はODMの証拠も見つかっていないため製品化されるかは疑わしい。なお、“redfin”と“bramble”には5Gモデムを内蔵したSnapdragon765を搭載しているそうだ。
XDA Developersは、“sunfish”が5Gには対応していない「Pixel 4a」で、“redfin”と“bramble”のどちらかが5Gに対応した「Pixel 4a XL」になる可能性があると結論づけている。
ビッグディスプレイを搭載するであろう「Pixel 4a XL」は、過去モデルの売上が不振だったことから発売されないとも報じられていたが、今回発見されたコードネームがそれを否定するかもしれない。5Gに対応した低価格モデルであれば、これまでの売上は無視することができるはずだ。
コードネームの発見は発売に直結するものではないが、これからさまざまな場所でコードネームが使用されることで、徐々に新型Pixelスマートフォンに関する情報が明らかになっていくものと見られる。
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