Googleが今月14日よりPixel 6|6 Pro向けに2021年12月の月次アップデートを提供しました。
順次提供と案内されていますが、これまでのアップデートに比べて提供スピードが圧倒的に遅く、手元のPixel 6 Proでもまだアップデートできません。
最新のアップデートを適用したあと、圏外になったり電波レベルが悪化すると多数報告されていることが原因でしょうか。そして圏外問題とは別の新たな問題が発生していることがわかりました。
日本では手動の通話スクリーニングが使用不可に
12月22日、Googleは2021年12月の月次アップデートで発生した不具合を考慮して、根本的な問題を解決するまでSQ1Dから始まるビルド番号ーーつまり12月のアップデートを適用したPixel 6|6 Proにおいて「Hold for Me」と「通話スクリーニング」を無効化していると報告しています。
Hold for Meは、お店等に電話をかけて保留になった時に、代わりにGoogleアシスタントを待機させて担当者につながったら通知を受け取れる機能です。スピーカーの使えない環境下でも長い保留時間に拘束されることがない便利な機能ですが12月のアップデートを適用したPixel 6|6 Proでは利用できません。なお、Hold for Meは英語のみ対応していて、アメリカ・オーストラリア・カナダでのみ利用が可能。アップデートの適用に関わらず日本では利用することができません。
もう1つの「通話スクリーニング」は、Googleアシスタントが電話に出る前に相手の名前と用件を確認し、音声を文字に変換して伝えてくれる機能です。
通話スクリーニングには自動応答と通話に表示されるボタンをタップして手動応答が用意されていますが、日本で利用できるのは手動の通話スクリーニングのみ。
自動設定した場合、Googleアシスタントがロボコールまたは迷惑電話と判断した場合、電話を切り、そうでないと判断した場合は発信者からの応答内容が表示されて通話に出ることができます。
手動設定の場合は、発信者の応答内容がリアルタイムで文字変換され、内容を確認して電話に出るか、ボタンをタップするとGoogleアシスタントが「緊急のご用件でしょうか?」「ただいま電話に出られませんので、後ほどかけ直します。それでは失礼します。」「すみません、よく聞き取れませんでした。もう一度お聞きしてもよろしいでしょうか?」と音声で返答してくれます。
Googleはこれらの問題解決に取り組んでいると案内していますが、問題の原因や修正時期がいつになるのか詳細は明かしていません。日本のユーザーに影響があるのは手動の通話スクリーニングのみですが、よく利用しているのであれば、12月の月次アップデートが降ってきたとしても問題が解決するまでアップデートを控えた方が良いでしょう。
コメントを残す