Googleが昨年秋に発売したPixel 6シリーズでは、初のディスプレイ指紋認証センサーが搭載されましたが、先行レビューの段階から認証精度に関する疑問の声が多く聞かれました。
何度か改善アップデートが配信されたものの、大きな改善はないようで今も認証不満の声が聞かれます。
7月に発売されるミッドレンジスマートフォンの「Pixel 6a」にもディスプレイ指紋認証が搭載されます。購入を検討している人にとっては不安な要素ですが、少なくとも上位モデルのPixel 6シリーズと同じ指紋認証センサーは搭載されないようです。
超音波式指紋認証センサーの採用に期待
Android CentralがGoogle I/O 2022でPixel 6aやPixel Watchなどのハードウェアを発表したRick Osterlohに確認したところ、Pixel 6aには、Pixel 6およびPixel 6 Proと異なる指紋認証センサーを搭載したことが明らかになりました。
Pixel 6シリーズのディスプレイ指紋認証の評価は人によってさまざまです。特に保護シートを利用している人にストレスを感じる人が多いようですが、個人的には他のディスプレイ指紋認証を搭載するスマートフォンと大きく変わりません。物理的な指紋認証センサーに比べれば精度が劣るものの、酷いストレスを感じたことがないのは保護シートを利用していないからでしょうか。
Googleは指紋認証の速度が遅い原因は強化されたセキュリティアルゴリズムだと説明し、複数回のアップデートを実施しましたが、それでも大きく改善されないのはやはりハードウェアに問題があるからでしょう。
GalaxyやAQUOS、arrows、OPPO、One Plusといった多くのメーカーが超音波式のディスプレイ指紋認証を採用するのに対して、Pixel 6シリーズは精度に不安のある光学式を選択しています。
Pixel 6aは上位モデルと異なるセンサーを採用しましたが、詳細については明らかにされていません。発売前に公開されるであろうメディアの先行レビューにて、指紋認証の精度は明らかになるはず。超音波式のセンサーを使用したのであれば、大きな改善が期待できます。