日本時間3月14日、Googleが2023年3月の月次アップデートを公開しました。
今回のアップデートには、3ヶ月に一度の機能追加アップデート「Feature Drop」が含まれていて、Pixel 7シリーズがデュアルeSIMに対応し、長い保留時間をGoogleアシスタントにまかせて相手が応答したら通知してくる便利な機能が日本でも利用可能に、消しゴムマジックの提供拡大も行われます。
今年初の機能追加アップデートが順次配信
Pixel 7シリーズがデュアルeSIM(DSDS)に対応します。一部の通信事業者やネットワークに対応するとのことですが、手元のPixel 7 ProではLINEMOと楽天モバイルでデュアルeSIMが可能なことを確認しています(eSIMの登録、ピクトアンテナの動作、データ通信を確認済み)。
なお、Googleは機種変更時に役立つeSIMの転送機能を今年後半に提供すると発表しています。Pixel 7からPixel 8に買い替える場合はeSIMの再発行を必要とせず、スムーズに移行できるはずです。
Pixel 7 Pro、LINEMOと楽天モバイルでデュアルeSIMできた! pic.twitter.com/hpiH6M8MSG
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) March 13, 2023
高速な夜景モード
これまでPixel 7シリーズだけで利用できた高速化された夜景モードがPixel 6とPixel 6 Proにも対応しました。
夜景や暗い屋内で写真を撮影する時でも短時間で夜景撮影が可能に。撮影時間の短縮化によって手ブレも軽減されて夜景撮影がこれまでよりもカンタンになるはずです。
消しゴムマジックの提供拡大
写真に映り込んだ不要なもの、邪魔なものを一瞬で消せる便利な機能「消しゴムマジック」は、これまでGoogle Tensorチップを搭載したスマートフォンに限定されていましたが、今回のアップデートを適用できるすべてのPixelスマートフォンで利用可能になります。音声ガイダンスを書き起こし「ダイレクトマイコール」
聞いてる間にストレスがたまる音声ガイダンス。Pixelスマートフォンでは、音声ガイダンスの内容を書き起こしてメニューオプションと共に画面に表示することで、すぐに目的の案内にたどり着ける便利な機能「ダイレクトマイコール」がPixel 4a以降の機種でも利用可能になりました。
ただし、残念ながらダイレクトマイコールは米国および英語限定の機能のため日本では利用できません。
健康管理アプリを1アプリで管理する「ヘルスコネクト」
Google Playストアにて提供されていたヘルスコネクトアプリが追加されます。
対応するアプリケーションがどのデータにアクセスできるか、アクティビティや睡眠などデータの管理確認をまとめてできるアプリです。
こういったアップデート等によって追加されたアプリの存在に気づかないユーザーも多いと思いますが、Android 14ではサイレントインストールされたアプリをまとめて確認できる機能が追加される可能性があります。
タイマーの同期機能
今回のアップデートでタイマーの同期機能も追加されます。
例えば、料理をしていて手が汚れている時はGoogle Nestに話しかけてタイマーをセットする人は多いと思います。ただ、タイマーの残り時間を確認したい時は音声ではなく、手元のスマートフォンで確認したいという人も多いでしょう。
そこで追加されたのはGoogle Nestデバイスでタイマーを設定すると、Pixelスマートフォンにも同期されてロック画面とホーム画面のAt a Glance(スナップショット)に残り時間が表示されるというもの。タイマーがゼロになると通知が届いて、タイマーを無効にしたり、1分追加することもできます。
長い保留をGoogleアシスタントにまかせられる「Hold for Me」
ほかにもスマートフォンが車の鍵の代わりになるUWBのデジタルカーキーが今後数週間で公開され、Pixel 6 ProとPixel 7 Proをポケットに入れたまま車のカギを操作したり、対応車種では(2022年以降に発売されたBMW車)では、ポケットに入れたままエンジンをかけられるように。一部のChromebookがFast Pairに対応することで、対応イヤホンを検出してカンタンにペアリングが可能になります。21個の新しい絵文字も追加されました。
さらに、音声通話の長い保留中にGoogleアシスタントにまかせて担当者に電話がつながったら通知してくれる便利な「Hold for Me」が日本でも利用可能に。
Pixel Watch向けのFeature Dropアップデートでは、音楽とビジュアル体験をよりカンタンにカスタマイズできる設定機能が今後数週間で提供されるほか、スプリットオーディオより幅広い視覚の好みに合わせてディスプレイを最適化する新しい色調補正やグレースケールモードが追加されます。
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