Googleの折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」は、タブレットサイズのディスプレイをポケットに入れて持ち運べるだけでなく、本体の内側と外側に搭載された2つの画面を同時に利用できる新しいスマホの使い方も提供しています。
しかし、2つの画面を同時に利用できるデュアルスクリーンに対応したのはGoogle翻訳だけ。こちらが話した言葉を翻訳した結果が外側に、相手が話した言葉を翻訳した結果が内側に表示されますが、利用する機会はほとんどありません。
将来的にはカメラアプリがデュアルスクリーンに対応するようです。
Android AuthorityがPixelスマートフォン向けのカメラアプリを解析したところ、デュアルスクリーン対応を示唆するコードが発見されました。
コードは画面上に表示するメッセージを定義したもので「背面スクリーンを使用して被写体に画像のプレビューを見せる」「デュアルスクリーンでプレビューするにはバッテリーセーバーをオフにしてください」「デュアルスクリーンを利用するには端末が熱すぎます」「デュアルスクリーンは利用できません」と書かれています。
メッセージの内容から予想されるのは、本体を開いた状態でカメラを構えてデュアルスクリーン機能をオンにすると、本体内側のメインディスプレイと本体外側のカバーディスプレイの両方に被写体が表示されるというもの。
現在もカバーディスプレイに被写体を表示することは可能ですが、内側のメインディスプレイが消灯するため、自撮りやグループショット専用の機能でした。今回発見されたデュアルスクリーン機能であれば、メインディスプレイにシャッターボタンや各種撮影オプションを表示したまま、カバーディスプレイに被写体を表示できるため、自分は画角に加わらず友だちや家族、子供を撮影するときでも利用できるほか、なかなかカメラ目線をくれない子どもを撮影する時にも役立ちます。
なお、シャッターボタンを押した時に限らず、バックグラウンドで映像の記録や編集を行なっているカメラアプリは最も消費電力が高く、発熱を伴う機能です。被写体を表示する画面が2枚に増えるカメラのデュアルスクリーン機能は消費電力が増大し、発熱によって長時間利用できないことが予想されます。
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