シャープはこれまでスマートフォンにIGZOなど液晶ディスプレイを採用してきたが、今夏発売するスマートフォンで有機ELを初めて採用するようだ。
今夏、AQUOS Rに有機ELを採用か
朝日新聞によると、シャープは数百億円を投じて整備していた2工場の有機EL製造ラインを活用して今夏発売されるAQUOSブランドのフラグシップモデルに採用するとのこと。既に試作品の出荷を開始しているようだ。
シャープは国内3キャリアに供給するブランド名を別々にしていたが昨年「AQUOS R」に統合した。AQUOS RにはフラグシップモデルとAQUOS R compactのミドルレンジモデルが存在するが、今のところ有機ELはフラグシップモデルのみに採用されるようだ。
有機ELの特徴は発色の良さと高精細、そして省電力の3つ。素子が発光するため、電池を消費するバックライトが不要になり、電池持ちが向上する。また、曲げやすさも特徴のひとつでAppleのiPhone Xでは内部で有機ELパネルを折り曲げることでベゼルレスを実現した。現在の「AQUOS R」はディスプレイの上下に太いベゼルを採用しているが、夏モデルではトレンドになっているベゼルレスを実現するかもしれない。また、これまで採用してきたIGZO液晶の行方も気になるところだ。
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