Twitterが、ツイート編集ボタンの追加を検討していることが明らかになりました。Twitterは投稿した内容を一切編集できない数少ないサービスの一つ。
現在ツイートを訂正するには投稿を削除後、再ツイートするしか方法がありません。
ツイートの編集機能、5分間限定？いつでも編集？
Twitterのジャック・ドーシーCEOが自身のアカウントでTwitterの改善点を募集しました。ユーザーからは様々な要望があがっていますが、特に注目されているのがツイートの編集機能です。
ツイートの編集機能を望む声はかなり前から確認されていて今回の募集でも多くのリクエストが寄せられています。このリクエストに対してTwitterのCEOはスペルミスなど投稿内容の訂正が重要なのか、5分間限定または時間に限定されずいつでも編集できる必要があるかを質問。他のユーザーに対しては編集機能が必要とコメントしています。
@cloleaf is it more important to edit for spelling/corrections? 5 minute window to edit mistakes or do you need to be able to edit anytime?
— 🚶🏽jack (@jack) 2016年12月29日
ツイートの編集機能には問題もアリ
CEOが「必要」と認識していながら提供されていないのは編集機能の追加に問題があるからでしょう。
最もわかりやすい問題は多くのリツイートを集めた人気ツイートの編集です。もし自分がリツイートした投稿がまったく違う内容に変更されてしまったらどうでしょう。
また、Twitterはツイートの投稿をウェブサイトに埋め込みできる機能を提供していてニュースサイトでは引用として使用されることも少なくありません（スクリーンショットでの引用は規約で禁止されています）。最初にデマを流して話題になった後でツイートを改変するなど悪意的に利用される可能性も考えられます。
日本ではアフィリエイトサイトにツイートが引用された後で広告のクリックを誘導するようなユーザー名に変更後、アフィリエイトの提供元に違反報告を行い、ウェブサイトから広告をはがそうとするケースも多く確認されています。ツイートの編集機能はそういった間違った使い方を推し進めることにもなりかねません。
そういった悪意ある使い方の対策のために5分間など時間限定でのツイート編集機能は歓迎されるかもしれません。
FacebookやInstagramなど他のサービスではいつでも投稿内容を編集することが可能。編集履歴をフォロワーが確認することもできます。ユーザー待望のTwitterの編集機能ですがどういった形で提供されるのでしょうか。
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