X|旧Twitterのアカウントはどうしてバレる?バレない方法は?
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

LINEやFacebookでは「知り合いかも?」に、フォローしていない・繋がってない仕事仲間や家族、友だちが表示されることがよくあります。
Facebookは実名で利用する人が多く、LINEは知り合いと繋がることを目的に使っている人が多いのでアカウントがバレて困るようなことは少ないかもしれません。一方で匿名での利用が多いX(旧Twitter)ではアカウントがバレてしまうと困る人は多いでしょう。
実はLINEやFacebookだけではなく、X|旧Twitterにもよく似た機能として「知り合いかもしれないTwitter利用者」や「おすすめユーザー」といった機能が用意されていて、X|旧Twitterに登録した電話番号やメールアドレス、連絡先からアカウントがバレてしまいます。
この記事ではX|旧Twitterのアカウントがどうしてバレるのか、そしてバレないための対策や設定方法、アカウントの作り方を解説します。
アカウントの特定に電話番号とメールアドレスが使われている

X|旧Twitterではアカウントの作成時に電話番号やメールアドレスを登録する必要があります。これらはTwitterにログインしたり、パスワードを忘れたときのリセット、アカウントが乗っ取られた時の取り返し以外でも使われています。
X|旧Twitterの説明によると、知り合いとつながりやすくするためにメールアドレスや携帯電話番号を使って他のアカウントが自分のアカウントを見つけられるようにしているとのこと。つまり、X|旧Twitterに登録したメールアドレスや携帯電話番号からアカウントがバレる可能性があるということです。
Xでは多くの場合、以前からの知り合いとのつながりが主になります。Xはこのような人たちとつながりやすくするため、メールアドレスや携帯電話番号などの情報を使って、他のアカウントがあなたのアカウントを見つけられるようにしています。「見つけやすさ」のプライバシー設定を変更して、他のアカウントがあなたのメールアドレスか電話番号からあなたを見つけられるようにするかどうかを指定できます(以下に説明があります)。他のアカウントがメールアドレスか電話番号からあなたを見つけられるようにする設定をオフにした場合、Xはあなたのアカウントを他のアカウントにおすすめする目的であなたのアドレス帳の連絡先を使用しません(アドレス帳をアップロードしていた場合)。
X|旧Twitterのアカウントがバレる仕組み

X|旧Twitterのアカウントがどのようにして知り合いにバレるのか説明しましょう。
仕組みはカンタンで知り合いが自分のメールアドレスか携帯電話番号を連絡先に登録していて、その連絡先に登録されているメールアドレスや携帯電話でX|旧Twitterのアカウントを作成していると、知り合いが連絡先をアップロードした時にアカウントがバレるというものです。
もちろん自分が知り合いのメールアドレスか携帯電話を連絡先に登録している場合も同じようにアカウントがバレます。
ほかにも国や市区町村などの現在地情報、ツイートやフォローのほか、普段見ているまたは反応しているアカウントやツイートといったX上のアクティビティ、X|旧Twitterのコンテンツを組み込んだサードパーティーウェブサイトへのアクセス情報などをもとに「おすすめのユーザー」としてい表示されることがあります。
- Xに登録した電話番号やメールアドレスが知り合いの連絡先に含まれていて、連絡先がXにアップロードされている
- 自分がXにアップロードした連絡先に知り合いの電話番号やメールアドレスが含まれている
- Xに設定した位置情報
- ツイートやフォロー、普段見ているまたは反応しているアカウントやツイートが似ている
- Xのコンテンツを組み込んだ他社サイトへのアクセス情報
実際にアカウントがバレるのかも検証してみました。
自分のアカウントと知り合いのアカウントを用意して、知り合いのスマートフォンの連絡先にX|旧Twitterに登録している携帯電話番号やメールアドレスを登録してX|旧Twitterにアップロード。
知り合いのアカウントのプロフィールページに表示される「おすすめユーザー」を確認したところ自分のアカウントが表示されました。携帯電話やメールアドレスからアカウントがバレるという裏付けです。

バレたX|旧Twitterのアカウントは通知される
Twitterではフォロワーが増えたり、ダイレクトメッセージや@ツイート、リツイート、いいねなどの反応があった場合にメールやプッシュ通知されますが、連絡先に登録している友だちがX|旧Twitterを始めた時も友だちに通知されてしまいます。
つまり、相手が「おすすめユーザー」を見なくても通知によってX|旧Twitterに登録したメールアドレスや電話番号からアカウントがバレてしまうというわけです。
アカウントがバレないための設定方法
Twitterでは電話番号やメールアドレス、連絡先、現在地情報をもとにおすすめのユーザーを提案する機能によってアカウントがバレてしまうことがわかりました。
つまり、これらを削除するまたは設定を変更することでアカウントが知り合いにバレることを防げるということです。
メールアドレス/電話番号の照合と通知をオフにする
- Xを起動して画面左上のプロフィールアイコンをタップして設定メニューを表示します
- 「設定とサポート」をタップして「設定とプライバシー」に進みましょう
- 「プライバシーと安全」をタップします
- 「見つけやすさと連絡先」に進みましょう
- メールアドレスと電話番号の照合と通知の許可をオフにして完了です
アップロードした連絡先を削除する
- Xを起動して画面左上のプロフィールアイコンをタップして設定メニューを表示します
- 「設定とサポート」をタップして「設定とプライバシー」に進みましょう
- 「プライバシーと安全」をタップします
- 「見つけやすさと連絡先」に進みましょう
- 「すべての連絡先を削除」をタップします
- 確認が表示されたら「はい」を選択して完了です
- 「アドレス帳の連絡先を同期」をオフにします
正確な位置情報をオフにする
- Xを起動して画面左上のプロフィールアイコンをタップして設定メニューを表示します
- 「設定とサポート」をタップして「設定とプライバシー」に進みましょう
- 「プライバシーと安全」をタップします
- 「位置情報」に進みましょう
- 「正確な位置情報」に進みましょう
- 「正確な位置情報」をオフにして完了です
バレないアカウントの作り方
連絡先は自動でアップロードされるわけではありません。アカウントの作成時に連絡先をアップロードするかを聞く項目があるので「今はしない」をタップしましょう。
ただし、連絡先の照合と通知はオンになっているため、知り合いが連絡先をアップロードするとアカウントがバレる可能性があります。以下の手順でアカウントを作成したら必ず照合と通知をオフにしましょう。
- 名前、電話番号/メールアドレス、生年月日を入力して「次へ」を押します
- 表示するコンテンツのカスタマイズを確認して「次へ」を押します
- 入力したアカウント情報を確認して「登録する」を押します
- メールアドレスや電話番号に届いた6桁の認証コードを入力して「次へ」を押します
- アカウントのパスワードを入力して「次へ」を押します
- プロフィール画像を設定して「次へ」を押します
- メンションなどで利用するユーザー名を入力して「次へ」を押します
- Xで知り合いを見つけるかを確認する画面が表示されるので「続ける」を押します
- “連絡先へのアクセスを許可しますか”の画面が表示されたら「許可しない」を選択します
- 興味のあるトピックを選択して「次へ」を押します
- 選択したカテゴリに紐づくトピックが表示されるのでトピックを選択して「次へ」を押します
- 興味のあるアカウントをフォローして「次へ」を押したら他人にバレないアカウントの作成が完了します
もしアカウントがバレてしまったらどうする?
もし、X|旧Twitterのアカウントがバレてしまった時の対処方法には「ツイートを削除する」「アカウントに鍵をかける」「アカウントを削除する」の3つがあります。
アカウントに鍵をかけてもGoogleなど検索サイトに反映されるまでには時間がかかるので、ツイートすべて削除してからアカウントを削除するのが最良だと思います。
アカウントを削除する方法は以下の記事で詳しく紹介しています。なお、X|旧Twitterのアプリをスマートフォンから削除してもアカウントは消えません。