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スマートフォンメーカー世界4位のXiaomi(シャオミ)がついに日本にやってくる。
12月16日に発売される「Mi Note 10」と共に、日本のスマートフォン市場に参入することが正式発表された。
今シーズン大きな注目を集める日本初発売のシャオミ製スマートフォンをフォトレビューする。
3D曲面ガラスによる“プレミアムなデザイン”
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「Mi Note 10」は裏表ともに3Dの曲面ガラスに覆われた“プレミアムなデザイン”を採用。質感、デザイン、カメラの配置、レンズの並び、メーカーロゴの位置など「HUAWEI P30 Pro」によく似ている。
カラーラインナップは「ミッドナイトブラック」、「オーロラグリーン」、「グレイシャーホワイト」の3色。ブラックとグリーンは指紋や手から付着した油分が目立ちやすいため、グレイシャーホワイトがおすすめ。
ディスプレイは6.47インチの有機ELを搭載。湾曲した薄いベゼル、水滴型のノッチもP30 Proと同じ。ディスプレイ/背面には強化ガラス(Gorilla Glass 5)を採用することで、スマホを机に置いた時などに発生するひっかき傷にも強い。
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画面には光学式*の指紋認証センサーを内蔵しているため、センサーエリアに指を乗せるだけで指紋を認識して画面ロックが解除される。
指紋認証センサーには指紋を3Dで認識する超音波式と2Dで認識する光学式が存在する。超音波式がより安全。
巨大な6.47インチのスクリーンを片手でストレスなく操作することは不可能だが、画面を3.5インチ/4.0インチ/4.5インチに縮小できる「片手操作モード」に対応。ホームボタンを右または左にスワイプすると発動する。
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コントラスト比400,000:1による優れた表現力を誇る有機ELディスプレイは、ダークモードをオンにすると目に対する光の刺激を軽減できるほか、電池の消費量を抑えることが可能だ。
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ワイヤレス化が進むなかで有線イヤホンが使えないスマートフォンも多いが、「Mi Note 10」ではボトムにイヤホン端子を搭載する。
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ようこそ5眼カメラの時代へ
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「Mi Note 10」最大の特徴は1億画素レンズを含む5眼カメラだ。
メインとなる広角レンズは、スマートフォンの中で最高となる解像度(12,032 x 9,024ピクセル)を誇り、撮影した写真を高さ約4mの看板レベルに印刷ができる。イメージセンサーは大型の1/1.33インチのため、多くの光を取り込んで明るい撮影が可能。f/1.69のレンズに4軸の光学式手ブレ補正が付いているため、暗所での撮影でも心強い。
望遠レンズは2種類を搭載。1,200万画素のレンズはポートレート撮影に最適な2倍の光学ズームが利用可能。もう一方の500万画素のレンズは光学5倍ズーム、画質の劣化が少ない10倍ハイブリッドズーム、50倍のデジタルズームに対応する。
さらに、料理や花などの被写体にカメラを近づけて写真が近づける200万画素のマクロレンズに加えて、スマホカメラのトレンドである超広角レンズも搭載。視野角117°で景色をダイナミックに撮影できる。
さらに、夜間撮影にも対応。ナイトモード2.0によってより多くの光を取り込み、同一シーンの写真をRAWレベルで複数枚合成することでノイズを低減したハイクオリティの写真が可能だ。
Mi Note 10の価格・発売日
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カメラ・デザイン・ディスプレイのほかに長時間のスタミナも特徴だ。5,260mAhの大容量バッテリーを搭載することで2日以上も使用可能とのこと。大容量のバッテリーは充電に時間がかかるが、30Wの急速充電に対応している。
一方で防水と防じんには非対応。NFCには対応するもののFeliCaは搭載しないため、モバイルSuicaなどは利用できない。
「Mi Note 10」の発売日は12月16日、販売価格は税込み58,661円。上位モデルの「Mi Note 10 Pro」が税込み71,993円で12月23日に発売される。どちらもすでにAmazon.co.jpで予約できる。
「Mi Note 10」と「Mi Note 10 Pro」の違いはメモリ・ストレージの容量とよりクリアで鮮明な映像を撮影できる8層レンズのみ。画面の大きさやバッテリーの容量、プロセッサ(Snapdragon 730G)も同じだ。
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