Apple PayのSuicaがiPhoneから消えた?元に戻す方法と原因まとめ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

いつものようにApple PayのSuicaを登録したiPhoneを改札にかざして電車に乗ろうとしたら、まったく反応せずに改札につかまってしまいました。
混雑する朝の改札でこれが起きると、後ろから多くの舌打ちが聞こえてきそうでパニックになります。
厚手のコートを着ていたのが原因か、と思ってもう一度かざしてみるも反応なし・・・。ウォレットアプリを確認してみると、なんと登録してあったSuicaやクレジットカードがすべて消えていました。さらに、Suicaアプリを起動すると「Suicaがありません」と表示されています。
この記事では、Apple Payから消えたSuicaやクレジットカードを元に戻す方法、原因を解説します。
Apple PayのSuicaやクレカがiPhoneから消える原因は?
Apple PayのSuicaやクレジットカードがiPhoneから消える原因はいくつかあります。
最も多い原因はApple IDからのサインアウトです。Apple IDからサインアウトしようとすると、「ウォレットからはすべての項目が削除されます」と警告が表示されますが、Suicaやクレジットカードなど具体的に何が削除されるのかは表示されないので、気にせずサインアウトする人が多いはずです。
ほかにもiPhoneのパスコードの設定解除、iPhoneの初期化するとウォレットからすべての項目が削除されます。

ウォレットからすべての項目が削除されると、ウォレットアプリやSuicaアプリは初期化されたような見た目になることから、完全に削除したと勘違いする人も多いと思います。
実際にはiPhoneから消えてるだけでサーバーには残っているため、カンタンに戻すことが可能です。ただし、iPhoneに保存していたSuicaやクレジットカードをまとめて戻すことはできず、1つずつ手動で戻す必要があります。
iPhoneから消えたSuicaとクレジットカードを戻す
- iPhoneの設定画面を表示します
- 設定画面の一番上にある「iPhoneにサインイン」をタップします
- Apple IDとパスワードを入力したら、画面右上の「次へ」をタップします
- パスコードを入力します
- iPhoneに残っているデータをiCloudと「結合」するか「結合しない」か選択するとサインイン完了です
- 次にウォレットアプリを起動します
- 画面右上の「+」ボタン、または「追加」をタップします
- 少し待つと表示される「以前ご利用のカード」を選択します
- iPhoneに戻したいSuicaやクレジットカードを選択して「続ける」ボタンを押します
- iPhoneに戻すSuicaの氏名や残高を確認して画面右上の「次へ」をタップしましょう
- Suicaを1枚だけ追加する場合はエクスプレスカードに自動設定されるので「完了」ボタンをタップします
- iPhoneに戻すクレカのセキュリティコードを入力して画面右上の「次へ」をタップしましょう
- Apple Payの利用規約を確認して「同意する」をタップします
- 電子マネーの利用案内画面が表示されるので「次へ」ボタンを押します
- アクティベートが完了したらiPhoneでSuicaやクレカを使えます
Apple WatchにSuicaとクレジットカードを戻す
- Watchアプリを起動します
- 「ウォレットとApple Pay」に進みます
- 「カードを追加」をタップします
- 少し待つと表示される「以前ご利用のカード」を選択します
- Apple Watchに戻したいSuicaやクレジットカードを選択して「続ける」ボタンを押します
- iPhoneに戻すSuicaの氏名や残高を確認して画面右上の「次へ」をタップしましょう
- Suicaを1枚だけ追加する場合はエクスプレスカードに自動設定されるので「完了」ボタンをタップします
- Apple Watchに戻すクレカのセキュリティコードを入力して画面右上の「次へ」をタップしましょう
- Apple Payの利用規約を確認して「同意する」をタップします
- 電子マネーの利用案内画面が表示されるので「次へ」ボタンを押します
- “アクティベート”の表示が消えたらApple WatchでSuicaやクレカを使えます