「Pixel 4」が発表。発売日・価格・新機能まとめ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleが10月15日に開催した新製品発表イベントにて2019年発売のフラグシップモデル「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」を発表した。
画面サイズが異なる5.7インチと6.3インチの2機種には、Pixelシリーズ初のデュアルカメラを搭載。スマホに触れることなく手や指の動きで操作できる「モーションセンス」や顔認証の「Face unlock」にも対応するなど大幅に進化したスマートフォンが登場した。
1分でわかる「Pixel 4」
- 画面サイズは5.7インチと6.3インチの2つ
- 90Hzでなめらかに映像を表示
- Pixelシリーズ初のデュアルカメラ
- 光学2倍でズーム時もキレイに撮影可能
- 星空も撮影できる新しい夜景モード
- モーションセンスと連動した顔認証で高速にロック解除
- 指紋認証は廃止
- スマホに触れず操作できる「モーションセンス」
- 日本では2020年春に対応予定
- 連続的な声操作もサクサク処理する次世代Googleアシスタントに対応
- 「OK Google 東京で撮った写真を見せて。その中からご飯の写真を見せて。(画面をタッチして)これをXXXに送って」
- 文字起こしとテキストによる音声検索が可能なPixel初の「ボイスメモ」アプリ
- 動画などに含まれる音声を自動で字幕化する「インスタント字幕」
- 映画、ポッドキャスト、ボイスメッセージ、カメラで撮影した動画にも対応
- 6GBのメモリ
- eSIM、FeliCa搭載
- カラーはJust Black、Clearly White、Oh So Orangeの3色
- 販売価格はPixel 4が799ドル〜、Pixel 4 XLが899ドル
- 予約受付は今日から
- 発売日は10月24日
生まれ変わったデザイン
初代Pixelからわずかな変化しつつも継承されてきたデザインは「Pixel 4」で大きく変化している。
背面は色と質感の異なる素材のツートーンから1枚のガラスに変更。シングルレンズはデュアル化して面積が拡大、指紋認証センサーが廃止されたことで背面の印象はこれまでのPixelと大きく変わった。
ディスプレイ側はフロントカメラがシングルレンズにグレードダウン、“デュアル前方放射型ステレオ スピーカー”と謳っていたスピーカーは1つがボトム側に移動したことで上下のベゼルが狭小化され、スタイリッシュな印象になっている。また、Pixel 3 XLで採用されたノッチはわずか1年で廃止となった。
星空も撮影できるデュアルカメラ
Pixelのカメラはハードウェアに頼らず機械学習などAIを進化させることで、複数のレンズを搭載するiPhoneやGalaxy、HUAWEIのスマートフォンに匹敵する画質や機能をシングルカメラで実現してきたが、Pixel 4シリーズで初めてデュアルカメラが搭載される。
追加されたのは望遠レンズ。スマホカメラの最大の弱点はズーム時だが、光学2倍ズームが可能な望遠レンズが追加されたことで、ズーム撮影時でも画質を大きく落とすことなく写真と動画の撮影が可能に。ポートレートモードのクオリティも大きく向上している。
昨年発表されて大きな話題になった夜景モードは、シャッターボタンを押してから撮影するまでの時間が短縮されて画質も改善。三脚を使えば星空の撮影もできる。
HDR+は、カメラアプリのファインダーにもリアルタイムに反映される「Live HDR+」に進化。さらに、影のできる暗い部分と日が差す明るい部分を別々でリアルタイムに変更できる新機能も追加されている。
新しい顔認証「Face unlock」

フロントカメラはシングルレンズになったものの、新たに赤外線カメラが追加されて正確に顔を認識して画面ロックの解除や決済機能で利用できる3D顔認証「Face unlock」に対応した。
新しい顔認証はモーションセンスと連動することでユーザーがデバイスを手にとったことを認識してワンモーションで画面ロックを解除できる。気になるプライバシーについては顔認証で利用するデータはすべてローカルに保存され、いつでも安全に削除できる。
なお、3D顔認証「Face unlock」の搭載に伴って指紋認証「Pixel Imprint」は廃止になった。
モーションセンス
Pixel 4の目玉機能の1つが新機能「モーションセンス」だ。
「Pixel 4」の前で手をはらう動きでアラームを止めたり、着信をスルーしたり、音楽をスキップすることができる。モーションセンスを実現するのは、波形を出力して物体に当たって跳ね返ってきた波形を解析することで手や指の繊細な動きを認識する専用レーダーチップ。
レーダーチップは電波を利用するため、各国の認証を受ける必要がある。日本では2020年春ごろに対応するようだ。
なめらかなディスプレイ

画面サイズは「Pixel 4」が5.7インチ、「Pixel 4 XL」が6.3インチ。ボディサイズとしてはPixel 3シリーズに比べて縦に長く横幅は小さくなるため、片手で握りやすくなる。
新機能として「スムースディスプレイ」が追加される。通常は1秒間に60回画面が更新されるが、設定画面から同機能をオンにすることで1秒間に90回画面が更新され、描画の激しいゲームをプレイしている時やスクロール時に画面がなめらかに表示される。
次世代Googleアシスタント

2019年後半に登場予定と案内されていた次世代のGoogleアシスタント。
処理速度が最大10倍も高速化され、「OK Google 東京で撮った写真を見せて。その中からご飯の写真を見せて。(画面をタッチして)これをジェンに送って」といった感じで“OK Google”なしで連続的な命令をこなす革新的な進化を遂げたアシスタント機能にPixel 4シリーズが初めて対応する。
文字起こし、検索もできる「ボイスメモ」
最大と言ってもいいほどの反響があったのはPixel 4に搭載される「ボイスメモ」アプリだ。
録音した音声をもう一度聞いて文字に起こす作業は苦行だが、Pixel 4の録音アプリで音声を記録すると自動的にテキスト化してくれる。音声はテキストでも検索が可能。重要なワードを入力して検索すると該当の音声だけを聞くことができる。
非常に便利な機能だが、残念ながら文字起こしと録音の検索機能は英語でのみ利用可能とのこと。
インスタント字幕
Android 10の新機能として発表された「インスタント字幕」にPixel 4が初めて対応する。
動画などを再生中に音量ボタンを押してインスタント字幕のアイコンをタップするだけで音声がテキスト化されて表示される。周りがうるさくて動画の音が聞こえない時や音量を大きくできないとき、聴覚障害者にとっても嬉しい機能だ。
字幕は移動したり、一時的に非表示にすることも可能。ただ、残念ながら現時点で対応するのは英語のみとなっている。
Pixel 4シリーズのスペック
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head="Pixle | |
4|Pixel | |
4 | |
/> | |
os="Android | |
/> | |
size="68.8 | |
x | |
147.1 | |
x | |
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mm|75.1 | |
x | |
160.4 | |
x | |
8.2 | |
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100,000:1|6.3 | |
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16MP | |
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12.2MP | |
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855、Titan | |
M、Pixel | |
Neural | |
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wifi="802.11 | |
a/b/g/n/ac、2x2 | |
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発売日と価格
販売価格は「Pixel 4」が89,980円から、「Pixel 4 XL」が116,600円から。発売日は10月24日、今日から予約受付を開始する。なお、10月24日までに予約または購入すると、期間限定でGoogleストアで利用できる16,000円分のプロモーションコードとUSB-C 3.5mm アダプターがプレゼントされる。
Pixel 4
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Pixel 4 XL
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