Androidが発売された当初、Flashを再生・表示できることが特徴の1つとなっていましたが、Flashを開発するAdobeはAndroid 4.0を最後にAndroid向けFlash Playerのサポートを打ち切っていました。
それでもAndroid 4.3までは動作していましたが、Android 4.4 KitKatでは正常にインストールできなくなり、Flashの再生ができなくなってしまいました。
ということで、今回はAndroid 4.4 KitaKatをインストールした端末にてFlashを正常に再生・表示する方法を紹介します。
Android 4.4 KitaKatでFlashを再生・表示する方法〜Puffin Web Browser〜
方法としては2つあります。1つ目はクラウド型のウェブブラウザ「Puffin Web Browser」をインストールする方法です。他のアプリは不要でこれだけインストールしておくだけでOKです。
仕組みが気になるところですが、プロモーション動画によるとウェブサイトとPuffin Web Browserとの間にFlashなどを実行するCloudサーバが存在して、Puffin Web Browserではサーバの処理結果を描画しているため、Flash PlayerをインストールしなくてもFlashを再生・表示できるようです。
ちなみに、Flashを実行するサーバは海外にあるため海外からのアクセスを禁止しているサイトにはアクセスできません。
「Puffin Web Browser」には無料版と有料版が公開されていますが、無料版ではFlashを用いたウェブサイトを表示できる時間帯が午前9時〜午後4時まで、さらに2週間をすぎるとFlashが使えなくなります。
また、無料版にはFlashを24時間・2週間の制限なしで使えるアプリ内課金が1年間・約200円で用意されているので有料版を購入するかアプリ内課金を購入するか利用用途で決めると良いかと思います。
Puffin Web Browser Free
価格:無料
平均評価:4.2(47,091)
平均評価:4.2(47,091)
Puffin Web Browser
価格:400円
平均評価:4.0(4,718)
平均評価:4.0(4,718)
Android 4.4 KitaKatでFlashを再生・表示する方法〜Dolphin Browser〜
2つ目は色々と有名な「Dolphin Browser」を使う方法です。ドルフィンブラウザ:最速&フラッシュ対応の無料スマホブラウザ
価格:無料
平均評価:4.3(21,576)
平均評価:4.3(21,576)
Puffin Web Browserはクラウドサーバーを経由するため描画がカクつくというデメリットがあるんですが、「Dolphin Browser」を使う場合は有志によってカスタマイズされたFlash Playerをインストールするため描画もスムーズです。あと無料です。Adobe公式のFlash Playerではないため自己責任で利用するようにしてください。
まずは「Dolphin Browser」をインストールして左下のDolphinアイコンを右側にスワイプして「設定」をタップします。
1番上のDolphin Jetpackのスイッチをオンにしたあと、「ページ内容設定」を選び、「プラグインを有効にする」をタップします。
「常にオン」または「オンデマンド」を選択したらDolphin Browserの設定は完了です。
※常にオンにすると、Flashが使用されているサイトにアクセスすると常にFlashが表示されます。オンデマンドにすると、任意でFlashを表示することができます。
Flashが使用されているサイトにアクセスすると、真っ黒の画面が表示されるので適当に画面をタップします。
Dolphin Browser用にカスタマイズされたFlash Playerをダウンロードするので、以下の画像を参考に進めてください。
ステータスバーからダウンロードしたファイルをタップしてFlash Playerをインストールします。
インストール後にFlashが使用されたサイトにアクセスすると無事Flashが表示・再生されます。
Dolphin Browserの場合は設定に結構手間がかかりますが、動作が軽く無料で利用制限もありません。
2011年に起きたスパイウェア騒動とインストールするFlash PlayerがAdobeではない有志の開発者によってカスタマイズされたFlash Playerであることを気にしないのであれば、Dolphin Browserがオススメですかね。
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