機内モードのままWi-FiとBluetoothイヤホンを使う方法。iPhone・Android対応
iPhoneやAndroidスマートフォン・タブレットで機内モードをオンにすると、モバイルデータ通信(5G・4G/LTE・3G)だけでなく、一部を除いてWi-FiやBluetoothもオフになります。
それでも飛行機で移動中にワイヤレスイヤホンで音楽を聴いたり、機内Wi-Fiサービスを利用するために、機内モードをオンにしたまま、Wi-FiやBluetoothを使用したい時があると思います。
そんな時にどうしたらいいのか。航空法など法律的に問題がないかなど気になるはず。
この記事では、iPhoneやAndroidスマートフォンで機内モードをオンにしたまま、Wi-FiとBluetoothを使う方法を解説します。
目次
機内モードをオンにすると、BluetoothやWi-Fiはどうなる?
以前は航空法によって飛行機内でBluetoothやWi-Fiをオンにすることは禁止されていましたが、日本では法改正によって2014年9月1日以降は規制が大幅に緩和されたことで、現在は機内モードをオンにしていれば、BluetoothやWi-Fiを利用することができます。
それでも飛行機内でモバイルデータ通信を利用することはできないため、現在もスマートフォンの電源をオフにするか、機内モードをオンにする必要があります。
日本における航空法の改正と規制の緩和は世界の流れを考慮したもので、AppleやGoogleも規制緩和に合わせて機内モードの仕様を変更しています。
従来のスマートフォンはOSの違いに関わらず、機内モードをオンにするとWi-FiとBluetoothが同時にオフになる仕様でしたが、最新版のiOSでは機内モードをオンにすると、前回機内モードをオンにしていた時のWi-FiとBluetoothの設定が再現されます。
Androidでは、機種によって違いがあるもののAndroid 11以降では機内モードをオンにすると、Wi-Fiがオフになり、ワイヤレスイヤホンを使用していない場合に限りBluetoothもオフになる仕様です。
また、2022年12月のアップデートによって、Android 13以降のPixelスマートフォンでは、iOSと同じように機内モードをオンにした時のWi-FiとBluetoothの設定を記憶する仕様に変更されました。
SamsungのGalaxyスマートフォンでは、Android 14をベースにしたOne UI 6にて、Wi-FiとBluetoothの設定を記憶する機能に対応しています。
機内モードをオンにした時の動作まとめ
モバイルデータ通信 | Wi-Fi | Bluetooth | |
---|---|---|---|
iOS | オフ | 前回の設定を記憶 | 前回の設定を記憶 |
Android 13以降 (Pixel) | オフ | 前回の設定を記憶 | 前回の設定を記憶 |
Android 11以降 | オフ | オフ |
|
One UI 6以降 (Galaxy) | オフ | 前回の設定を記憶 | 前回の設定を記憶 |
機内モードをオンにしたままWi-FiとBluetoothを利用する方法
機内モードをオンにすると、Wi-FiやBluetoothがオフになる場合がありますが、以下の手順で機内モードをオンにしたままWi-FiとBluetoothを利用できます。
ホームボタンなしのiPhoneの操作方法
ホームボタンのあるiPhoneの操作方法
Androidの操作方法
Android 12・13・14の操作方法
Android 11以前の操作方法
飛行機内でBluetoothワイヤレスイヤホンは使える?
航空法の改正によって、2014年9月1日以降は機内モードなど電波を発しない状態に設定することで、Bluetoothワイヤレスイヤホンで音楽を聴いたり、動画を視聴することが可能になりました。
機内Wi-Fiを利用することでストリーミングも可能ですが、通信速度が遅いため、特に動画を視聴する場合は事前にダウンロードしておくのがおすすめです。