AndroidとMac間でファイルを転送する方法。「端末に接続できませんでした」の対処方法も
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

MacからAndroidに動画を転送したいとき、Androidで撮った写真やスクショをMacに転送したい時に困った人も多いはず。
Windowsの場合は簡単にファイル転送できますが、MacとAndroidの間でファイル転送するには、Google純正のアプリをダウンロードする必要があります。
この記事ではファイル転送用のMacアプリ「Android File Transfer」を使ってAndroidとMac間でファイルを転送する方法をわかりやすくまとめて、「端末に接続できませんでした」と表示された時の対処方法も紹介します
Android File Transferとは?
Android File Transfer(AFT)は、MTPファイル構造をサポートするAndroidと、サポートしていないMacのギャップを埋めるためにGoogleが開発したアプリです。
これをMacにダウンロードしない限り、AndroidとMac間でファイルをやり取りすることはできません。
Android File Transferは以下の公式サイトからダウンロードできます。対応機種はmacOS 10.7以上です。
Android File Transferの使い方
Android File Tranfer(AFT)を利用するには、以下の手順を参考に同アプリをダウンロードしたMacにAndroidを接続してUSBの使用オプションを変更するだけです。
- 初回起動時に限り、MacでAndroid File Transferを起動します
- スマホをMacに接続して「このデバイスをUSBで充電中」の通知をタップします
- 通知をもう一度タップします
- USBの使用用途を「ファイル転送/Android Auto」に変更します
- 接続に成功すると以下のようにMacにAndroidのフォルダ構造が表示されます
- あとはAFTとFinder間でドラッグ&ドロップにてファイル転送するだけです
あのファイルはどこにある?
Macに転送したいファイルがAndroidのどこに保存されているのかわからない場合は以下を参考にしてください。
- スマートフォンで撮影した写真や動画
- DCIM > Cameraフォルダ
- ダウンロードした写真/動画/ファイル
- Downloadフォルダ
- スクリーンショット
- Pictures>Screenshots
「端末に接続できませんでした」と表示される
数バージョン前のMacからAndroid File Transferを起動しようとすると、頻繁に「端末に接続できませんでした」と表示されるようになりました。
Googleこの不具合に対して目立ったサポートをしておらず、不具合も放置されているような状況で困っている人も多いようです。
プロセス間の干渉が起きているようでMac標準アプリ「プレビュー」が起動したり、“photoanlysisd”が立ち上がると、Android File Transferを起動できなくなります。
逆を言えば、以下の手順を見ながらこれらのプロセスを終了すれば、Android File Transferは正常に起動します。
- Macでアクティビティモニタを起動します
- 画面の右上に「photoanalysisd」と入力します
- プロセスが見つかったら画面上の「X」をクリックします
- 「終了」または「強制終了」をクリックするとプロセスが終了します
- 同じように「プレビュー」のプロセスも終了して完了です