無料通話アプリLINE(ライン)のアカウントを乗っ取り、LINEで繋がっている友だちに対して、電子マネーの購入をせまって騙し取る被害が相次いでいます。
警視庁の発表によれば、6月以降で100件・約650万円の被害相談が寄せられ、詐欺または不正アクセス禁止法違反の疑いで捜査を始めたとのこと。
今やLINEはスマートフォンを使う人にとって連絡手段として欠かせないものとなっており、人事ではありません。今回はカンタンで有効な対処方法を紹介したいと思います。
その1.メールアドレスを変更する
パスワードよりもカンタンなのがメールアドレスの変更です。メールアドレスとパスワードの組み合わせによってLINEのアカウントが乗っとられるのでどちらかを変更すれば、乗っ取られにくくなります。今の時代、キャリアメールのほかにYahooメールやGmailなど、メールアドレスを複数持っている人も多いと思うのでカンタンに対策することができると思います。
設定画面から「アカウント」→「メールアドレス変更」にて、メールアドレスの変更が行えます。
その2.PINコードを設定する
とにかく何かを変更するのがめんどくさいという人は、PINコードを設定しましょう。PINコードを設定すると、LINEへのログイン時にメールアドレスとパスワードに加えて4桁の暗証番号の入力が求められるため、パスワードやメールアドレスの変更ほどではありませんが、LINEが乗っ取られにくくなります。
▼PINコードの設定方法はこちらを参考にしてください
その3.PC版LINEからのログインをオフにする
あまり知られてないかもしれませんが、LINEにはPC版があって乗っ取る側としてはPCからの方がLINEのアカウントを乗っ取りやすいと思われます。LINEはスマートフォンでしか利用しないという場合は、設定画面から「アカウント」→「他端末ログイン許可」をオフにしておきましょう。
王道はやっぱりパスワードの変更
王道ですが、パスワードを変更するのがカンタンで最も効果的な対処方法です。通常、パスワードというのはサービスにログインする度に入力が必要になるため、変更するとメンドクサイと思いがちですが、LINEの場合は今使っている端末以外でLINEにログインする時にしか使いません。
つまり、覚えやすい必要がないものなので今よりも複雑なものに変更するようにしましょう。別のスマートフォンに機種変更する時などにパスワードが思い出せるか不安というのであれば、今のパスワードの末尾に覚えやすい英字や数値、記号を追加するだけでも乗っ取られにくくなります。
▼LINEのパスワードを変更する方法はこちらを参考にしてください
LINEのアカウントが乗っ取られて自分だけが被害に遭うだけのであればまだしも、今回の場合は自分のアカウントが詐欺に使われて友だちに多大な迷惑をかけることにもなります。
メンドクサイ、自分は大丈夫という思いはあるかもしれませんが、まずはカンタンな対処方法から初めてみてください。
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