以前、ソースコード管理プロジェクト「AOSP」で採用されているレビューシステムGerritに記録されたコメントをもとに「Pixel 4」シリーズがデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)をサポートすると報じられていたが、夏以降に正式提供予定の次期バージョン「Android Q」へのアップデートで、Pixel 2/Pixel 3シリーズでもDSDSが利用可能になるかもしれない。
eSIMと物理SIMによるDSDSが可能に
Pixel 2/Pixel 3シリーズには物理的なSIMとは別にeSIMが内蔵されているが、Android 9 Pieまでは2つのSIMを同時に待ち受けたり、使用することはできなかった。
しかし、先月リリースされたベータ版の「Android Q」から物理的なSIMとeSIMを同時に待ち受けができる−−いわゆるDSDSへの対応を示唆するいくつかのヒントが発見される。
ヒントが発見されたベータ1版ではDSDSが実際に動作することはなかったが、昨日配信されたAndroid Q Beta 2をインストールした「Pixel 3」で実際にDSDSが動作することが確認された。
This finally works perfectly! I didn't think they'd just add this in a software update. pic.twitter.com/yIS9pWka2E
— Owen Williams ⚡ (@ow) 2019年4月3日
Owen Williams(@ow)がTwitterに投稿したスクリーンショットを見ると、eSIM Managerにて“あなたのスマートフォンはDSDSに対応しています。2つの回線を同時に使用できます”といったメッセージが表示され、DSDSを有効にしたあとの設定画面で“2 SIMs”の文字が表示されること、通知パネルでは2つの回線のアンテナレベルが表示されることがわかる。
あくまでもベータ版の段階のため夏以降に予定されている正式配信でどうなるかはわからない。そもそも日本版のPixel 3シリーズはeSIMに対応していない。ソフトウェアで制御されているのかハードウェアが削除されているのかは不明だ。
コメントを残す