アップルが本日より開催する開発者向けのイベント「WWDC 2015」にて、定額で音楽を視聴できる音楽配信サービスを発表することがわかりました。
アップル、6月中にも日本で定額制の音楽配信サービスを提供へ
re/codeによると、フランス・カンヌで開催されたイベントにて、ソニーミュージックのCEOであるダグ・モリス氏がアップルが定額制の音楽配信サービスをスタートさせること、そしてサービスを明日にも発表することを認めたようです。
That’s according to Sony Music CEO Doug Morris, who confirmed the launch during an interview at a music industry conference in Cannes, France. “It’s happening tomorrow,” Morris said onstage, according to a report on VentureBeat.
引用元:Sony Music CEO Announces Apple’s Music Streaming Service Launch | Re/code
アップルによる定額制の音楽配信サービスはかねてから噂されており、月額は1000円程度で試聴回数に制限なく音楽を視聴することが可能になるとされています。
また、日本経済新聞の報道によれば、アップルは国内のレコード会社と楽曲提供に関する交渉に入っており、定額制の音楽配信サービスは、6月中にも日本で提供されるとのこと。
米アップルは月内にも定額配信に参入し、日本でサービスを開始する。利用料は月千円程度とみられる。国内レコード会社とも楽曲提供の交渉に入った。ダウンロード型の既存サービス「アイチューンズ」の顧客を定額制の新サービスに移行させる狙いとみられる。
引用元:定額音楽配信、日本でも普及の兆し LINEやアップル参入 :日本経済新聞
日本では、サイバーエージェントが「AWA」の提供を開始、LINEは近日中にも同様のサービス「LINE MUSIC」を提供すると発表しています。サイバーエージェントの「AWA」については、提供開始当初から高い評価を得られているようですが、アップルが参入するとなれば、大きなライバルになります。
LINEは、メッセージアプリでの共有機能を提供することで、他社とは異なる付加価値を提供することになりますが、アップルは、iPhoneやMac、そして今年発売したばかりのApple Watchなど魅力的なデバイスと連携させるのはもちろん、Android向けにも音楽サービスを提供し、様々なサービスで楽しめるサービスになるとも噂されています。
まだか、まだか、と言われながらようやく日本でも始まった定額制の音楽配信サービス。サービスを提供する各社は「定額制音楽配信サービス元年」からライバルたちとしのぎを削ることになりそうです。
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