ファミリーマートがスマートフォンの画面にQRコードまたはバーコードを表示して決済できるバーコード決済サービスへの対応を開始すると発表した。
対応するサービスはLINE Pay・d払い・PayPay・楽天ペイ・Alipay(支付宝)・WeChat Pay(微信支付)の6種類。2018年11月から順次対応する。
コンビニとして最大規模の取り扱いに
バーコード決済サービスは、スマートフォンを始めとしたモバイル端末に表示した決済用のバーコードを店員に読み取ってもらうことでカンタンに商品の代金を支払えるサービス。
2018年11月からファミリーマートの一部店舗でLINE Pay・d払い・楽天ペイ・PayPayへの対応を開始し、2018年12月4日には全国のファミリーマート全店舗でスタートする。さらに、訪日外国人観光客の利便性向上と、多くの中国人観光客の訪日が見込まれる中国の大型連休「春節」に合わせて2019年1月下旬をめどにAlipay(支付宝)・WeChat Pay(微信支付)にも対応するとのこと。
6種類のバーコード決済サービスの取り扱いはコンビニとして最大規模となる。
LINEの「LINE Pay」の特徴は決済額に応じてポイント還元率が最大2%まで引き上げられるインセンティブを導入していること。ソフトバンクとヤフーの「PayPay」は支払額の0.5%が還元され、すべての新規登録者に対して500円分の電子マネーをプレゼントするキャンペーンを実施している。ドコモの「d払い」は決済額を毎月の携帯料金とまとめて支払いができるのが特徴。「dポイント」を1ポイント1円として利用することも可能だ。
日本政府は現在約18%にとどまっているキャッシュレス決済率を2025年までに40%に、将来的には世界最高水準の80%に引き上げることを目指すキャッシュレス・ビジョンを掲げており、ドコモやソフトバンク、LINE、楽天といった企業がバーコード決済に注力している。
ファミリーマートでは、今後の拡大が見込まれるバーコード決済サービスの取り扱いを始めることで利便性とさらなる買い物満足の向上を図っていくようだ。
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