Googleが9月30日に開催したオンラインイベント『Launch Night In』にて2020年10月15日に発売する新しいPixelスマートフォン「Pixel 5」を発表した。
Pixelシリーズとして初めて超高速通信の5Gに対応する。超広角レンズを搭載したデュアルカメラや4,080mAhの大容量バッテリーを搭載。販売価格は税込み74,800円。すでにGoogleストアから予約ができる。
1分でわかる「Pixel 5」
- 新しいパンチホールデザイン
- 6.0インチの大画面有機EL
- なめらかな映像が楽しめるリフレッシュレート90Hz
- アルミニウムボディ
- 背面のみ
- IP68等級の防水・防じん対応
- マスク着用でも困らない指紋認証センサー
- 顔認証は廃止
- ゲームに最適化された「Snapdragon 765G」
- 8GBのメモリ
- バッテリーは4,080mAhの大容量
- ワイヤレス充電対応
- 新機能「バッテリーシェア」
- カラーは「Just Black」と新色の「Sorta Sage」
- FeliCa搭載
- 販売価格は74,800円
- 10月15日発売
- KDDIとソフトバンクからも発売予定
- KDDIがPixelスマートフォンを取り扱うのは今回が初めて
“究極の5Gスマートフォン”
「Pixel 5」はPixelシリーズ初の5G対応モデル。より高速なミリ波に対応したモデルも存在しているが日本版はSub6のみ対応する。
デザインは昨年同時期に発売されたPixel 4と今年発売されたPixel 4aをミックスしている。前面はインカメラの際まで画面が伸びるパンチホールデザイン、背面はスクエア型のカメラユニットを備える。
100%リサイクルアルミニウムのボディには、6.0インチのフレキシブル有機ELディスプレイを搭載。コントラスト比は「Pixel 4」「Pixel 4a (5G)」「Pixel 4a」の10倍、1秒間における画面の書き換え数を現すリフレッシュレートは90Hzで高い再現力となめらかな映像が楽しめる。
大きく変化したのは画面ロックの解除方法。
Pixel 4は顔認証を採用していたが「Pixel 5」は2年ぶりに指紋認証を採用している。Pixel 4では初期化するまで顔認証が使えなくなる致命的な不具合が顔認証の廃止に影響している可能性もある。
いずれにせよ新型コロナウイルスによってマスク着用が必須となったことで顔認証は利便性が大きく下がってしまったため、指紋認証の復活を喜ぶ人も多いはずだ。
カメラも大きく進化した。
Pixel 4と同じ広角レンズに超広角レンズを追加したデュアルカメラで景色をダイナミックに撮影できるほか、1枚に大人数を写すことが可能に。動画撮影では1080p/最大240fps、4K/最大60fpsで撮影できる。
新しい撮影モードとしてパン操作で映画のワンシーンのような動画を撮影できる「シネマティック撮影」や撮影後に照明の当て方を変えられる「ポートレートライト」に対応。さらに夜景モードでも背景をぼかして撮影できる。
最も嬉しいアップデートはバッテリーの大容量化かもしれない。Pixel 4の2,800mAhに対して「Pixel 5」は4,080mAh仕様。一般的に5Gは消費電力が増えるため電池持ちにどういった影響があるかは現時点ではわからない。
今年発売されたPixelスマートフォンとしては唯一のワイヤレス充電対応となる。新機能のリバースワイヤレス充電にも対応、フルワイヤレスイヤホンPixel BudsなどQi対応のデバイスを背面に乗せるとワイヤレス充電で「Pixel 5」のバッテリーをシェアできる。
販売価格は699ドル、日本での販売価格は税込み74,800円となるようだ。ストレージは128GBのみ選べる。
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