4月27日、Googleを傘下に持つ米Alphabetが2022年第1四半期の決算を発表しました。
そのなかでCEOのSundar Pichaiは、Pixel 6シリーズの売上を報告。前回の決算発表会で「四半期売上が過去最高を記録した」と語っていましたが、今回は「Pixel史上最速の売れ行き」と報告しています。
Google I/OでPixel 6aとPixel Watch登場か
AlphabetはPixelを含むハードウェアの売上を個別に発表していません。すべてのハードウェア、Google Playストア、広告以外のYouTubeの収益(Youtube Premiumなど)をまとめた“Google other”の売上は前年同期のわずか4%増加ですが、Sundar Pichaiは、Pixel 6について「ユーザーの反応は素晴らしいものだった。Pixel史上最速の売れ行きを記録している」と報告しています。
さらに、「これから発売される製品に期待している。Google I/Oでより多くのことを発表する」と、現地時間5月11日から開催されるビッグイベントでの新製品投入を予告しました。
発表が期待される新製品は、手頃な価格で購入できる新型スマートフォンの「Pixel 6a」と多くの実機写真が流出したPixel初のスマートウォッチ「Pixel Watch」でしょう。
Pixel 6aは、Pixel 5a 5Gからアップデートしたボディに、独自のチップセット「Google Tensor」を搭載。カメラの性能を抑えることで、74,800円のPixel 6よりも安い価格設定で登場するはず。Pixel 6シリーズで不具合が多く発生していることが気になりますが、フラグシップモデルのAndroidが売れにくい日本では魅力的なモデルです。
そして待望のPixel Watchです。レストランに置き忘れられた多数の実機写真からラウンドエッジのオールガラスデザインが明らかになり、サイズのバリエーションは不明ですが、40mmサイズで登場することがわかっています。写真を提供した人物は、素材の良さ、質感について「Appleレベルでとても高級感がある」と高く評価しています。
なお、Alphabetの業績発表は、全体の売上高が前年同期比23%増の680億1100万ドル、純利益は8%減の164億3600万ドルを記録。セグメント別では、広告全体で22%増を記録し「Google検索とその他」が24%増を記録するなど、引き続き好調を維持する一方で、YouTube広告は14%増と成長が鈍化しました。