半数超のGoogle Pixelユーザー「次は別のスマホを選ぶ可能性が高い」と回答。iPhoneとGalaxyは3割
コストパフォーマンスの高いPixel AシリーズやiPhoneやGalaxyよりもカメラが優れていると評価する人も多いGoogle Pixelスマートフォン
今月、シリーズ初のワイヤレス充電・顔認証・リフレッシュレート90Hzに対応したPixel 7aが発売され、7月には初の折りたたみスマートフォンPixel Foldの発売を控えていますが、次もPixelを選びたいと考える人はそれほど多くなく、過半数が次は別のスマートフォンを選ぶと回答していることがわかりました。
スマートフォンを次買い替えるときにブランドを変更する可能性がどれぐらいあるのかを3000人のGalaxyユーザー、4,400人以上のiPhoneユーザー、442人のPixelユーザーを対象にstatistaが調査したところ、Pixelユーザーの26%がブランド変更する可能性は低い、またはとても低いと回答し、半数を超える57%がブランドを変更する可能性が高い、またはとても高いと回答したことがわかりました。
なお、同じ質問をiPhoneユーザーにしたところ49%、Galaxyユーザーの44%がブランドを変更する可能性が低い回答し、どちらも34%がブランドを変更する可能性が高いと答えたとのこと。
iPhoneやGalaxyに比べると、Pixelスマートフォンのブランド継続率はかなり低く、逆にPixelスマートフォンから買い替えたい人が突出して多いことがわかります。
上にも書いたとおりコストパフォーマンスや優れたカメラといった武器があるにも関わらず、Pixelスマートフォンの満足度はほかに比べて低いようです。
1つの要因はPixelスマートフォンの強みの1つだった長期のソフトウェアアップデート保証を他社も提供するようになったことです。特にSamsungはここ数年のうちに発売したGalaxyスマートフォンを対象に5年間のセキュリティアップデートとPixelを上回る4世代のOSアップデートを保証しています。
そしてPixelスマートフォンには、ソフトウェアの不具合が非常に多く存在しています。
特に顕著だったのはPixel 6シリーズとAndroid 12で、ワイヤレス充電ができなくなったり(1,2,3)、突然圏外になったり、Wi-Fiが切断されたり、着信拒否や不在着信の不具合が確認されるなど、まさにバグだらけでした。
Pixel 6 は不具合が多すぎて、とても日常使いは出来ないレベル。この不具合の嵐は、7でも続くのかね…
この原因究明、保証責任、製品の改善策を明確にしないと、Googleへの信頼に関わる問題となるよね。Pixel7a…買い控えです。
直近でもGoogleアプリの不具合によって異常な発熱と電池の過剰消費問題が発生しています。
昨年に比べるとソフトウェアの品質は改善されているものの、ユーザーの印象を回復するには長い時間がかかりそうです。