今年5月、GoogleがAIアシスタントを内蔵した「スマートディスプレイ」を発表した。「Google Home」などのスマートスピーカーでは、伝わりにくい料理のレシピや地図案内もディスプレイでわかりやすく表示してくれる。
スマートディスプレイは、SonyやLG、JBLなどのパートナー企業からの発売が発表されていて、7月にはLenovoが発売したが、Googleも自社製のスマートディスプレイを発売するようだ。
Googleスマートディスプレイの初期出荷台数はかなり強気な数字?
NIKKEI ASIAN REVIEWが業界筋から得た情報によると、Googleは音声コマンドによってカレンダーや地図の確認、YouTubeの動画再生ができるスマートディスプレイをクリスマクスから年末年始にかけたホリデーシーズンに発売するようだ。初期段階での出荷台数は300万台で、関係者は「非常に強気な数字」と指摘している。
調査によれば、2017年におけるスマートスピーカーの出荷台数は3,500万台。そのうち、AmazonのEchoシリーズが63%を占めてトップシェア、GoogleのGoogle Homeシリーズは32%のシェアを記録。しかし、AppleやAlibaba、Xiaomiなどの参戦によって競争が激化し、2018年1月〜3月期の出荷台数ではGoogleが36%とわずかにシェアを増加させたものの、Amazonは28%に急落したようだ。
2018年通期におけるスマートスピーカーの出荷台数は前年をはるかに上回る1億台にのぼると予測されている。競争が熾烈化するなか、Googleは自社製のスマートディスプレイを投入することで、シェアを伸ばして他社を突き放す狙いがあるようだ。
ちなみに、Googleは今年も新サービス・新製品発表イベント「Made by Google」を10月4日に開催する見込み。イベントでは、日本発売に期待がかかるフラグシップスマートフォン「Pixel 3」シリーズや性能を向上させた新型「Chromecast」などが発表される可能性がある。
スマートディスプレイがホリデーシーズンに発売されるのであれば、同イベントで発表される可能性が高いだろう。
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