Appleが2018年に発売(日本では2019年発売)を開始したスマートスピーカー「HomePod」の販売を終了すると発表した。
AppleストアやApple公式サイト、HomePod取り扱い店で在庫がなくなり次第、HomePodを購入できなくなる。
なお、Appleは昨年秋に小型のスマートスピーカー「HomePod mini」の販売を開始しており、今後はHomePod miniに注力するとのこと。
売れない高額なスマートスピーカー
初代HomePodはSiriの聞き取り能力やスピーカーとしての性能が高く評価されていたが、Google Nest Miniを5個買ってもお釣りが来る36,080円という強気の価格が原因で1日に10台も売れないほどの販売不振に陥っていたようだ。
スマートスピーカー市場では6,000円前後で購入できるスマートスピーカーをラインナップするAmazonやGoogleが高いシェアを記録しているためHomePodが売れないのは必然だったと言える。
そこでAppleはSiriの聞き取り能力やスピーカーの性能は高いままで価格を11,880円に抑えた「HomePod mini」を発売。Amazon EchoやGoogle Nest miniと比べると倍の値段がするが、それでもHomePodに比べればはるかに安く手が届きやすくなっている。
現時点でAppleがハイエンドスマートスピーカーの後継機「HomePod 2」を開発しているとの噂は聞こえてこないため、購入を検討している場合は早めに決断した方が良さそうだ。
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