Appleは昨年11月に発売したスマートスピーカー「HomePod mini」に注力するため、初代HomePodの販売を在庫限りで終了すると発表した。
ソフトボールサイズながら大音量かつ優れた音質で音楽が楽しめるHomePod miniには、まだ解放されていない機能が存在しているそうだ。もしかするとHomePod miniで室内の温度や湿度を測定できるかもしれない。
HomePod miniから隠しセンサーが見つかる
Bloombergによると、AppleはHomePod miniに搭載されたセンサーを活用して部屋の温度と湿度を測定し、結果に応じて家電を自動操作することを検討しているそうだ。
例えば、HomePod miniによって部屋の気温が5°以下と測定された場合に、自動でエアコンをオンにしたり、湿度が低い場合は加湿器を自動でオンにすることができるかもしれない。現在はHomeKitに対応した温度計と湿度計が必要になるが、HomePod miniがあれば不要になる。
また、依頼を受けてiFixitがHomePod miniを分解したところ、実際に温度と湿度を測定できるセンサーが電源ケーブル付近から見つかったそうだ。
HomePod miniを安全に利用するための発熱を検知するためのセンサーとも考えられるが、発見された場所が主要部品から離れた場所にあることからスピーカー内部の温度や湿度を計測する用途ではないという。
BloombergはHomePod miniにアップデートが提供されてセンサーが有効になると予想している。
2008年に発売されたiPod touchが翌年のソフトウェア・アップデートによってBluetooth接続が可能になったというように、発売から遅れてハードウェアが有効になる例はあるそうだ。ただし、iPhoneにリバース充電のハードウェアが搭載されたものの有効可されていないケースもある。
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