マーケティング機関MMD研究所が20歳~69歳の男女555人を対象に「スマートスピーカーに関する調査」を実施しました。
スマート家電の認知について「現在利用している」と答えたのは12.6%で、「利用を検討している」が10.3%、「利用したことがあるが、現在は利用していない」が3.1%、「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない」が27.7%という結果が出ています。
在宅ワークやオンライン学習の増加、おうち時間を充実させるためにスマート家電を導入した人も多いと思いますが、まだまだ利用も認知も低いようです。
最も利用しているスマートスピーカーは「Amazon Echo」
スマートスピーカーを「所有したことがあるか」という項目にて「ある」と答えたのは全体で21.6%で、男性27.1%、女性16.0%となっています。
所有している、または最も利用しているスマートスピーカーは、1位が16.7%で「Amazon Echo」となりました。12.5%の「Google Home」、10.8%の「Amazon Echo Show」、10.0%の「Amazon Echo Dot」と続いています。
2019年の調査と比較すると、ディスプレイ付きでタッチ操作もできるAmazon Echo Showが大幅にランクアップしています。なお、Appleの「HomePod」と「HomePod mini」は上位10位にランクインしていません。
スマートスピーカーを選ぶ際に重視する点については35.8%の「価格」がトップ。25.0%の「デザイン」、21.7%の「メーカー」と続いています。音質やAIアシスト、音声認識の精度を最優先にする人はそれほど多くないようです。
最も利用しているスマートスピーカーの満足度について25.8%が「満足している」と回答。54.2%の「やや満足している」と合わせると8割もの人が満足しているとのこと。
利用している機能で最も多いのは「音楽を聴く」で43.3%、ほかにも「天気予報の読み上げ」「アラーム・タイマーのセット」「時刻の確認」「言葉の意味を調べる」「家電や照明器具の操作」が上位に並んでいます。
スマートスピーカーによって生活が変化したと答えたのは78.4%で、「音楽をよく聞くようになった」「情報検索をよくするようになった」「家電の操作が楽になった」と回答する人が多く、意外にもハードルの高いスマートスピーカーによる家電操作を重宝している人が多いことがわかります。
- | MMD研究所
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