販売低迷が報じられているAppleのスマートスピーカー「HomePod」。いまだ日本での発売日は未定となっているが、日本で入手できるのは来年以降になるかもしれない。また、販売低迷から脱却するために必要不可欠とも言える低価格版だが、早くても10月以降になる可能性があるようだ。
HomePod、販売低迷の脱却のカギとなる低価格版は早くても10月以降に
Bloombergによれば今年2月に発売された「HomePod」は、予約注文直後は好調だったものの、発売から10週間の販売シェアはAmazon Echoに遠く及ばず、Google Homeにもかなわなかった。発売から3週目以降の平均販売シェアは市場全体の4%まで落ち込んでいるそうだ。
販売が低迷している原因の1つに価格がある。AmazonとGoogleは、スマートスピーカーが必要か不要かを消費者に判断させるためにAmazon Echoは5,980円、Google Homeは6,480円の低価格モデルを用意した。Canalysの調査によれば、低価格モデルはスマートスピーカーの売れ行きを加速させた1つの要因になっているようだ。
対して「HomePod」の販売価格は349ドル――日本円約37,000円と手を出しにくい。今の時点で他のスマートスピーカーに比べて機能が充実しているわけでもなく、差別化されているわけでもない。機能が充実化することはもちろんだが、低価格モデルの投入も待たれる。工商時報によれば低価格版あるいは改良版の「HomePod」の発売時期について早くても2018年第4四半期(10月〜12月)まで待たなければいけないそうだ。
待望とされる日本での発売だが、Macお宝鑑定団Blogは中国語対応よりも日本が優先して開発されていると報じ、2018年中の発売は難しそうと予想している。
「Google Home」も日本発売までに1年を要し、Amazon Echoに関してはそれよりも長い期間を必要とした。世界で一番難しいともされる日本語対応にどの企業も苦戦しているということだろう。
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