発売間近とされているAppleのホームミュージックスピーカー「HomePod」、最新のiOSベータ版から声を聞き分けるマルチユーザー機能をサポートすると噂されているが、機能は非常に限定的になるかもしれない。
「HomePod」の設定画面がリーク
フランスのiGenarationが「HomePod」の設定画面をリークした。「HomePod」の管理・設定変更はワイヤレスイヤホン「AirPod」と同じように専用のアプリが用意されてるわけではなく、既存のHomeアプリから操作するようだ。
Homeアプリからは、「HomePod」のタッチスクリーン(Siri使用時の光り方、タッチしてSiri起動など)やSiriの効果音をオン/オフ、音声の速さなどを調整することができる。
「HomePod」のタッチスクリーンはSiriを使用時にカラフルなアニメーションが表示され、音楽を再生している時は音量を操作できるボタン、一時停止ボタンなどが表示されるようだ。
なお、「HomePod」はマルチユーザーに対応することで誰でも音楽を操作できるものの、Siriを使ったメッセージの送信などはスピーカーに関連付けられたApple IDのユーザーのみに限定するようだ。Google Homeでは、声を聞き分ける「Voice Match」機能によって職場までの通勤時間やその日のスケジュール、お気に入りの音楽も声をかけた人に合わせたものを提供するが、それに比べると「HomePod」のマルチユーザー対応はかなり限定的になる。
これらの情報はアメリカ・オーストラリア・イギリスといった販売地域に含まれていないフランスで「HomePod」をテストしているAppleの従業員から入手したもの。テストはドイツでも行われており、既にAppleは販売地域を拡大するために動いているようだ。Google Homeは海外発売から日本発売までには約1年がかかったが、「HomePod」もできるだけ早く日本で発売して欲しい。
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