Nothingは昨年、フラグシップスマートフォンの発売を見送り、手ごろな価格帯のPhone (2a)を発売しました。
2025年には、より最新の高性能なチップ、優れたカメラ性能、プレミアムなデザインを備えたフラグシップモデルの登場が期待されています。
最新情報によると、最新モデルは特にAIプラットフォームにフォーカスしたモデルになるようです。
Nothing AIでスマホの体験に大きな変化を狙う
過去に多数のリーク実績があるEvan Blassは、NothingのCEOであるカールペイが自社のスタッフに送ったとされるメールの内容を公開しました。
このメールでは、主力製品である「Nothing Phone (3)」を今年発売することが記されています。Phone (3)は、ユーザーインターフェースに画期的な革新をもたらし、AIプラットフォームへの第一歩を踏み出すデバイスになると説明されています。
目指すものはパーソナルコンピューティングデバイスの再定義で、具体的にはユーザーを理解し、生活をより便利にし、ユーザーに寄り添うテクノロジーを創造することと語られています。
AIと言ってもさまざま。その多くはただのツールでしかありませんが、Nothingが目指すところは、Appleが“パーソナルアシスタント”と説明するApple Intelligenceにかなり近いように感じます。
カールペイが目指すスマホAIの方向性は、約半年前に公開された公式動画でより具体的に語られています。
動画では、AIに触れる最初のデバイスとして、毎年10億台が販売されているスマートフォンが主要なフォームファクタになるほか、10-15年において変わらなかった基本的な体験がAIによって大きく変化する可能性を示唆しています。
例えば、スマホのOSが持ち主について必要なことをすべて把握し、すべてのサービスを呼び出し、結びつけることで生活がより便利になる“アプリのない世界”が根本的な体験の変化につながると信じているようです。
具体的には、AIによって一人ひとりに最適化されたコンテンツで埋め尽くされたホーム画面や、親友のような存在のコンパニオン機能(SiriやGeminiのような)の存在を挙げています。
2年ぶりのフラグシップとなるPhone (3)には、もちろんハードウェアの進化にも注目が集まりますが、AIの進化はより印象的なものになりそうです。
これまでの噂によると、Nothingは今年3機種の新しいスマートフォンを発売するようです。そのうち2機種はPhone (3)とPhone (3a)かもしれません。もう1機種については、メール内でカールペイが明言している「画期的なスマートフォン」かもしれません。この画期的なスマートフォンは4月までに登場予定です。
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