- Android AuthorityはPixel Fold 2の写真を匿名から提供された。カバーディスプレイは狭くなり、多機能なデバイスとしての魅力は保たれる。
- Pixel Fold 2は内部で3つのアプリを簡単に切り替えることが可能なOnePlus Openの機能を採用する可能性がある。
- Pixel Fold 2はPixel 9シリーズと共通のカメラアイランドを搭載し、背面には3-4つのカメラレンズを配置する可能性がある。
昨年、Googleが発売した折りたたみスマートフォンは、幅広のカバーディスプレイを採用したことで、スマートフォンとしてもコンパクトタブレットとしても使える2-in-1デバイスとして筆者は高く評価しました。
Googleが今年発売見込みのPixel Fold 2では、カバーディスプレイを幅狭にして、メインディスプレイの利便性をさらに向上するかもしれません。
OnePlus Openの便利な機能を導入?
Android Authorityが匿名筋からPixel Fold 2の写真提供を受けたとしています。
正確な大きさはわからないものの、Pixel Foldと比較するとカバーディスプレイが明らかに狭くなっていると指摘されています。
Pixel Foldのカバーディスプレイは通常のスマートフォンよりも幅広であることから多少狭くなっても2-in-1デバイスとしての魅力は失われないはず。写真を見る限りではGalaxy Z Foldに比べれば、かなり幅広で魅力は失われていないようにも見えます。
(仮にこれが本物だったとして)Googleの変更意図は明らかでメインディスプレイの利便性を向上することでしょう。
参考になるのはMKBHDが2023年のベスト折りたたみスマートフォンに選出するなど、高く評価された折りたたみスマートフォン「OnePlus Open」です。
One Plus Openは一般的なスマホに近いサイズのカバーディスプレイを採用することで、開発者に横長サイズへの最適化をお願いすることなく、ソフトウェアで強制的にリサイズする必要もなく、メインディスプレイに一般的なスマホと同じフルサイズのウィンドウを横に並べることに成功しました。
衝撃なのは前面よりも背面かもしれません。
Googleは初代Pixel Foldにカメラバーではなくカメラアイランドを搭載。これはPixel 9シリーズにも採用される見込みです。
本物かどうかはわからないPixel Fold 2では、カメラアイランドも捨ててiPhoneのように正方形のユニットに3-4つのカメラレンズを並べるようです。
4つ目はPixel 8 Proに搭載されたほとんど役に立たない温度センサーなのか、これまでのPixelスマートフォンにも採用されているスペクトルセンサーやフリッカーセンサーなのか、それともまったく別なのかはわかりません。
Pixel Foldには本体を開いた状態でカメラを起動すると、カバーディスプレイがファインダー代わりになって、高画質なメインディスプレイでセルフィできる機能を備えていますが、 どうしてもカバーディスプレイを見てしまう癖が抜けず視線が毎回ズレてしまいます。
カメラの位置をディスプレイからあえて遠ざけることで、それを回避しようとしてるのでしょうか。だとすればあまりうまくいかなさそうです。
このほかにもPixel Fold 2は手触りや素材感は初代Pixel Foldと変わらないものの、丸みをおびた内外のディスプレイ、高級感のあるアルミフレームなど、Pixel 9シリーズとの共通点もあると伝えています。
また、本体内側の右上にはフロントカメラ用のカットアウトがあるとのこと。それがノッチなのか、パンチホールなのかはわかりませんが、ベゼルにフロントカメラを忍ばせていたPixel Foldとは異なるようです。
幅広のベゼルはデザインとしてはあまり良くないものだったので、Galaxy Z Fold5のようになるのであれば、歓迎すべき改善です。ただ、メインディスプレイの折りたたみジワがまだかなり目立つとのことでヒンジシステムは大きく変わっていないのかもしれません。
なお、写真が流出したPixel Fold 2はEVTの初期段階(プロトタイプ→EVT→DVT→PVT→MP)で、これからデザインが変更される可能性もあり、製品版とは大きく異なる可能性もあります。
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