MMD研究所がスマートフォンの通信の繋がりに関する調査を2024年7月13日〜15日に実施したところ、10,000人のうち36.9%が直近半年間で通信が繋がりにくさを経験していると回答したことがわかりました。
繋がりにくくて困ったことは支払い画面が表示されないが最多に
繋がりにくさを経験した人に、困ったことを聞いたところ「モバイル決済の支払い画面の表示が遅い」が30.5%で最も多く、24.9%の「コミュニケーションアプリの繋がりが悪い」 、20.0%の「メールの繋がりが悪い」と続いています。
昨年から特にドコモユーザーが繋がりにくいと不満の声を上げているのをSNSでも友だちや家族からも耳にするようになりました。また、PayPayなどコード決済で支払うときにQRコードやバーコードが表示されずに困ったという声もよく聞きますし、自身も多くの経験があるので今回の調査は納得感の高いものになっています。
ちなみに、SuicaなどFeliCa/おサイフケータイによるタッチ決済では電波が悪くても圏外でも残高さえあれば決済できます。
繋がりやすいのはソフトバンクとKDDI
10,000人から大手4キャリアを契約している2,000人を対象に実施したシーン別の繋がりやすさ調査では、「電車やバスなど公共交通機関での移動」は45.2%が繋がりやすかった/やや繋がりやすかったと回答、45.0%が「繁華街」、40.0%が「主要都市のターミナル駅(東京、名古屋、大阪など)」が上位になっています。
各キャリアは人もトラフィックも集中する場所において集中的な対策を行なっていますがそれがうまくいっているようです。
通信会社別では、すべてのシーンにおいてソフトバンクユーザーの満足度が他社に比べて高い結果に。総合満足度ではソフトバンク、KDDI、ドコモ、楽天モバイルの順になっています。
サービス別の繋がりやすさ調査では、「インターネットブラウザ」が70.2%、「通話(LINE通話など)」が69.9%、「QR・バーコード決済」が69.2%が上位に。
通信会社別の総合満足度はKDDI、ソフトバンク、ドコモ、楽天モバイルの順になっています。
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