5月5日、Twitterが月額課金型の広告ブロックサービスを提供するScrollの買収を発表した。
Scrollはウェブから広告を剥がしてアプリ開発者だけが儲けるのではなく、ユーザーから月額5ドルで得た収益をパブリッシャーに還元する広告ブロックサービスで、INSIDERやrecode、BuzzFeed、MacRumors、GIZMODO、THE VERGE、The Atlanticといった海外の大手メディアが導入している。
Scrollの買収でTwitterが目指すのは“読者体験の向上”で、インターネットでコンテンツを読む際のストレスを解決し、パブリッシャーには現在のビジネスモデルよりも収益性の高い、よりクリーンなコンテンツが提供できるようにしたいとのこと。
今年2月には投げ銭システムを発表
Twitterはユーザーとパブリッシャーの関係をWIN−WINにする広告ブロックサービスScrollを買収し、自社で提供するサブスクリプションサービスへの導入を検討しているとのこと。
サブスクの登録者はニュースサイトが提供する記事などをストレスフリーで読むことが可能になり、パブリッシャーには得た収益の一部が還元されるという。
Twitterの買収によってScrollは新規登録を停止しており、今後どういった形でTwitterがScrollを提供していくのかは発表されていない。Twitterの公式アプリはもちろん、新たにApple Newsのような独自のプラットフォームを立ち上げてそこにScrollを導入するのではないかと予想する見方もある。詳細は今年後半に発表されるようだ。
今年2月にTwitterは月額4.99ドルの投げ銭システム“スーパーフォロー”も発表しており、サブスクによる収益性の向上を目指している。スーパーフォローは有料のフォロワーだけに特別なバッジやコンテンツ、割引、コミュニティへのアクセスを提供するシステムで提供時期は明らかにされていない。
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