もう2年も前のことになる。TwitterのCEO、Jack DorseyはTwitterに投稿したツイートをあとから編集できる機能の提供を検討していると語ってユーザーに期待を持たせたがいまだに実現していない。
かなり前からFacebookやInstagramが提供している編集機能だが、Twitterはまだ実装方法を確立できていないようだ。
Twitter、編集機能の追加に慎重な姿勢を示す
2016年、Jack Dorseyが「2017年に改善または追加して欲しい最も重要なことは何ですか?」とツイートしてユーザーからさまざまなアイデアを募集した。
特に要望が多かったのはツイートの編集機能だ。Twitterでは誤字やスペルミス、リンクの入力・コピペミスなどを訂正することができないため、一度ツイートを削除してもう一度作成して投稿しなければならない。
ユーザーの意見に対して「編集は必要」と答える一方でツイートの内容が悪意ある形で編集された場合、編集前のツイートをリツイートおよび引用ツイートしたユーザーに問題が発生してしまう。これを気にして5分以内の編集に限定するか、いつでも編集できるようにするかなどの意見も募集していた。
is it more important to edit for spelling/corrections? 5 minute window to edit mistakes or do you need to be able to edit anytime?
— jack (@jack) 2016年12月29日
ここで議論は止まって今に至っているが、The Next WebによればJack Dorseyはインド・ニューデリーで開催されたイベントに参加し、編集機能は使用事例を慎重に検討してから実装する必要があると述べたようだ。
やはり悪意ある編集や編集後のツイートの拡散等を気にしているようで、編集はスペルミスやリンクの修正など軽微な編集のみが可能で無制限に編集できないことが理想との考えを示している。
ユーザーにしてみればTwitterよりもはるかに多くのユーザーを抱えるFacebookで実現されているものがTwitterになぜ実現できないのかと疑問かもしれない。
Facebookのメッセージが悪意ある編集によって拡散され、大きな問題になったという話はあまり聞かないが、Facebookでメッセージをあとから編集をすると編集されたことが明示され、編集履歴も残るようになっているからではないだろうか。同じ仕様で実装されれば、と思わなくもないが、Jack Dorseyは編集機能の追加を急いでいるわけではないとコメントし、非常に慎重な姿勢を示している。
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