Twitter非公式アプリが使用できなくなったのは不具合ではなく意図的なもの

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Yusuke Sakakura最終更新日:2023/01/24 18:20

Twitter非公式アプリが使用できなくなったのは不具合ではなく意図的なもの

日本時間13日にTwitterのサードパーティ製のアプリーーいわゆる非公式アプリにおいてアカウント認証に失敗し、アプリが利用できなくなる事象が発生しています。

当初、非公式アプリがタイムラインなどTwitterのデータを取得するために利用するTwitter APIの不具合と思われていた事象ですが、発生から約2日経っても改善しないままです。

次第にアプリが利用できなくなったのは不具合ではなく意図的なものという見方が強まっていましたが、意図的であることを裏付けるようにThe Informationが見た社内メッセージには「非公式アプリの停止は意図的なもの」と書かれていたそうです。

The mysterious outage of Tweetbot and other third-party Twitter clients that began Thursday night was an intentional suspension, according to internal messages viewed by The Information.

収益改善のために非公式アプリを締め出しか

リストラによってTwitterにはメディアが問い合わせできるような部門がなく、イーロンマスクも一切のことを話していないのでTwitterが非公式アプリを締め出した本当の理由はわかりません。

一部では非公式アプリが締め出されたことについて「タダ乗りしているから当然」との声が聞かれる一方で、「APIを提供していたのはTwitterなんだからタダ乗りという表現はおかしい」という反論も聞こえてきます。

思い出されるのはタイムラインを無制限に取得できることでツイートを流れるように表示(ストリーミング)できた「User Streams API」の廃止と「Account Activity API」の提供です。

非常に優れた無料APIのUser Streams APIが廃止になったことで非公式アプリはいくつかの機能を削除し、有料のAccount Activity APIを使用するかの選択に迫られました。

この時ほとんどの非公式アプリがAccount Activity APIの使用を回避して機能削除を選び、タイムラインを取得するために用意された別の無料APIを使用する決断をしています。

また、タイムラインを取得するためのAPIの仕様(リクエストは15分に15回まで)に基づいて非公式アプリではタイムラインの更新頻度が1分または2分に一度に仕様変更されました。

その後はTwitter APIがv2にバージョンアップしたことに伴い、リクエスト制限が15分ごとに180回までに大幅緩和された新しいAPIが提供されています。

Twitterの収益において大改革を進めるイーロンマスクにとって旧経営陣の対応は生ぬるかったのかもしれません。

Twitterの収益の柱は広告であり、広告主が重要とする1つの指標がアクティブユーザー数です。Twitterのアクティブユーザー数は3億人以上とされていますが、この数字には広告が配信されないサードパーティのユーザーも含まれているはずで当然ながら広告主もそのことを懸念しているはず。

イーロンマスクの就任後、Twitterの広告収入は大幅に減少していると報じられており、サードパーティを締め出して広告の価値を高めようとしている可能性があります。

また、有料サービスの「Twitter Blue」では、表示する広告を半分にする特典が用意されており(近日公開予定)、サードパーティの締め出しによる公式アプリへの流入がTwitter Blueの価値を高めて、間接的に収益の改善に繋げたいのかもしれません。

当然ながらAPIの使用を禁じることでサーバーを縮小しコストを削減することも可能でしょう。

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