ワンセグとは
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ワンセグ(わんせぐ)
今年の4月からサービス開始となったワンセグですが、名前の由来を知らない人が多いです。
僕もW41Hを購入しましたが以外と綺麗に視聴できます。2006年のワールドカップの際には結構お世話になったりもしました。
まだ地上デジタル放送のサービスが開始されていないエリアでも試験放送として楽しむことが出来ます。
まずはじめにワンセグの名の意味について説明します。
「セグメント」というものに関連しています。まずは地上デジタル放送から説明していきますがそこまで難しくありません。
地上デジタル放送はISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)と呼ばれる方式を利用しています。
この方式では、放送時に1つのチャンネルあたり6MHzの帯域が利用されていますが、その内部は、430kHzごとに14の「OFDMセグメント」と呼ばれる単位で分割されています。
1つのセグメントでは280~624kbps程度のデータ送信が可能で、解像度が高くビットレートの高いハイビジョン番組では複数のセグメント(たとえばハイビジョン放送では12セグメントを組み合わせて)を利用し、携帯機器用向けの番組のように、解像度が低く低ビットレートの放送では1つだけセグメントを利用するというような使い方ができます。
つまり、高画質が楽しめる地上デジタル放送では多くのセグメントを利用して放送していますが、携帯機器のような高画質でもディスプレイ側に限界がある番組放送では1つのセグメント十分ということです。この「1つのセグメントを使用する」ということで「ワンセグ」の由来になるわけです。
ワンセグは、パケット通信ではなく電波で送受信されるので無料です。
ワンセグは地上デジタル放送であるため、移動中や屋外でもクリアな映像の受信が可能になると見られ、受信時の電力消費も少ないです。電波の悪いところでは画像が乱れたりしますが、携帯でもとても綺麗です。
録画はできますが、外部メモリには録画できません。著作権によるものだと思います。
最近の機種では外部メモリにも録画できるようになりました。
下の機種などによってワンセグが楽しめます。
・P903iTV・SH903iTV・D903iTV・W41H・W33SAⅡ・905SH・911SH
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