Photo by Wojtek Pietrusiewicz
発売まで1ヶ月を切った「iPhone X」には、TrueDepthカメラによる顔認証「Face ID」や自分の表情に合わせて絵文字が動く「アニ文字」をサポートする。
今後、Face IDが指紋認証のTouch IDに置き換わっていくことは間違いなく今後、様々なApple製品に搭載されていくはずだが、早くも来年発売の「iPad Pro」に搭載されるかもしれない。
2018年の「iPad Pro」、TrueDepthカメラを搭載か
KGI証券のアナリスト Ming Chi-Kuoは、Appleが2018年に発売する「iPad Pro」にTrueDepthカメラが搭載されると予想した。KuoはApple Watch Series 3の正式発表前にeSIMの搭載を予想するなどこれまでに何度も確度の高い予想をしている。
「iPhone X」に初めて搭載されるTrueDepthカメラがiPad Proに移行されるのであれば、ベゼルレスの有機ELディスプレイにも期待できる。実際にKuoは1年前の8月に有機ELのiPadが発売されると予測していたが今回は有機ELに触れていない。
家族でも共有する「iPad」と顔は1つまで登録できる「Face ID」の相性
1つ気になるのはiPadとFace IDの相性だ。タブレットのiPadはファミリーからの需要も高い。指紋認証のTouch IDならば1台に5つまでの指紋が登録可能。Appleも親子で利用する場合は複数人の指紋を登録することを推奨しているが、iPhone XのFace IDは1人までしか登録できない。
iPadでは登録できる顔を増やすのかもしれないが、何か理由があって登録数を制限しているはず。登録数を増やすことで誤認識率がアップルするなどセキュリティに影響があるのであればそうカンタンではないはずだ。また、仮に登録数が増えたとしても13歳未満の子どもは顔の特徴が成長途上のため認証精度に影響が出るとAppleは案内している。
iPadをファミリーで共有する場合、Face IDはあまり好まれないかもしれない。個人利用に特化したiPhone Xでは、ホームボタンとTouch IDが廃止されたが、iPadではどうなるだろうか。この件に関してもKuoは触れていないようだ。
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