Googleの会長であるエリック・シュミット氏が突然、Google+にiPhoneからAndroidに移行する際の手順を投稿していました。
英語で投稿されているので日本語に翻訳し、画像付きでわかりやすく書いてみましたのでiPhoneからAndroidへ移行する際は利用してみてください!Googleの会長自らが書いた移行方法ですから既存のAndroidユーザーも必見です!
1.移行先となるAndroidの設定
まずはAndroidをWi-Fiに接続し、Google PlayストアからiPhoneで利用していたアプリをダウンロードします。AndroidをWi-Fiに接続するにはステータスバーを下ろして右上のアイコンをタップするとクイック設定が起動するので、Wi-Fiのアイコンをタップします。あとはiPhoneのようにWi-Fiの設定を行うだけです。
あまり知られていませんが、ステータスバーを2本指で下方向にスワイプしてもクイック設定を起動できますよ。中指と薬指を使ってディスプレイの外側からスワイプするのがコツです。
次にAndroidのOSアップデートを行います。Wi-Fiの設定と同じようにステータスバーを2本指でスワイプして右上の設定を選択します。
「端末情報」→「システムアップデート」と進み「今すぐ確認」をタップしてOSのアップデートがないか確認します。
1番最初の起動時にGoogleアカウントを追加してなければ、ここでGoogleアカウントを追加しておきましょう。
同じように設定を起動して「アカウントを追加」→「Google」と進み、Googleアカウントを追加します。
iPhoneから移行したいGoogleアカウントやGmailアカウントが全て設定されていれば、Androidの設定は完了です。
2.iPhoneまたはiPadの連絡先を同期する
次はiPhoneやiPadからAndroidへ移行するための設定を行います。iPhoneやiPadにてWi-Fiに接続したあと、設定アプリを起動して「一般」→「ソフトウェアアップデート」と進み、OSのアップデートを行います。
iPhoneの連絡先をiCloudにバックアップするため、設定アプリにて「iCloud」を選択後、連絡先をオンにします。iCloudのアカウントを作成していない場合はアカウントを作成してください。
次に設定アプリにて「メール/連絡先/カレンダー」→「Gmail」と進み、連絡先をオンにします。最新バージョンのiOS 7であれば、iPhoneの連絡先とGmailの連絡先が同期されるようです。
設定アプリにて、「メッセージ」を選択後、iMesssageをオフにします。iOS間でのみ有効なiMessageはAndroidへ移行することができないとのこと。
3.iPhoneの音楽や写真などをPCにバックアップする
iPhoneとPCをUSBで接続してiTunesを起動し、同期を行います。iPhone内に保存された写真を同期する場合は、以下を参考にすると良いとのことです。
これで音楽と写真がPCにバックアップされます。次の手順に進む前にバックアップされていることを確認しておきましょう。
4.iPhoneの連絡先がAndroidに同期されていない場合
ここまでの作業を終えたらiPhoneの連絡先がAndroidに同期されているはずです。同期されていない場合は以下の作業を行い、手動で連絡先を同期してください。
まずは、iCloudにアクセスしてApple IDを使ってログインします。メニューが表示されたら「連絡先」をクリックします。
左下の設定アイコンをクリックし、「全て選択」をクリック後、再度設定アイコンをクリックし、「vCardを書き出す」をクリックします。するとPCにvCard形式で連絡先がダウンロードされます。
今度はGmailにアクセスして右上にあるGmailを選び、「連絡先」をクリックします。
画面上部にある「その他」を選んで「インポート」をクリックします。すると、オーバーレイが表示されるため「ファイル選択」をクリックして先ほどダウンロードしたvCard形式のファイルを選択後、「インポート」をクリックします。
これでiPhoneの連絡先がGmailにインポートされますが、連絡先が重複してしまった場合は「その他」→「重複する連絡先を検索して結合」をクリックすると、重複する連絡先を結合することができます。それでも重複している場合は手で削除しましょう。
5.音楽の移行とシュミット氏が勧めるGoogleアカウントの2段階認証
次に音楽の移行ですが、こちらの記事を参考にしてください。最後にSIMにカードをiPhoneからAndroidに差し替えてAndroidを再起動したら作業は完了です。これでGoogleハングアウトやその他のメッセンジャーアプリでメッセージが送信できます。
以上の設定に加え、シュミット氏はiPhoneで使うブラウザとしてSafariよりも安全性が高く、複数の点で優れているChromeを進めており、GmailとGoogleアカウントの認証方法として2段階認証を利用することを推奨しています。
2段階認証は乗っとり行為が度々起きているGoogleのサービスでは必須かと思います。既にAndroidを利用している方も必ず設定しておきましょう。
- 【詳解】Googleアカウントの乗っ取り行為が大流行、2段階認証で対策を!
- 2段階認証コードをアプリで受け取れる「Google認証システム(Google Authenticator)」の導入方法と使い方
※シュミット氏が「Eric’s Guide」としてGoogle+に投稿した移行方法はこちら。上記に記載した方法では一部補記しています
コメントを残す