Android版の「Apple Music」が、本日4月13日にバージョン2.0.1にアップデートされました。
今回のバージョンでようやく「2ファクタ認証」に正式対応しました。
わかりづらい「Apple Music」の2ファクタ認証
これまでのAndroid版「Apple Music」では、2ファクタ認証に対応しておらず、ログインするにはパスワードのあとに続けて認証コードを入力する必要がありました。
例えばパスワードがAbcdefgで、認証コードが1234の場合はパスワードの入力欄に「Abcdefg1234」を入力することでようやくログインできました。
Google PlayのレビューやTwitterで検索してみると、「ログインできない」「2段階認証を設定していますが、ログインできません」「AndroidとAppleの2ファクタ認証の相性悪すぎで解除した」といった投稿が散見されます。ウェブで検索したり、Appleに問い合わせてようやく解決した人もいるようですが、結局使うのを辞めてしまった人もいるようです。
バージョン2.0.1のApple Musicでは、2ファクタ認証を設定しているApple IDでログインすると認証コードを入力する画面が追加されたことでようやくこの問題を解決しています。
2ファクタ認証と2ステップ認証の違いとは
メールアドレス/ログインIDとパスワードに加えて認証コードを入力することでログインできる認証方法は、「2段階認証」と呼ばれていますが、Apple IDには「2ファクタ認証」と「2ステップ認証」の2種類が存在しています。
「2ステップ認証」が、SMSや「iPhoneを探す」機能を使って受信した4桁のコード(認証コード)をログイン時に利用する認証方式に対して、「2ファクタ認証」は、iOS 9以降を搭載したデバイスやOS X El Captianを搭載したMacで登録が可能でデバイスに届いた6桁のコード(認証コード)をログイン時に利用する認証方式です。2ファクタ認証はApple製品のユーザーでなければ利用できません。
2ステップ認証を利用している場合、メールアドレスとパスワードを入力するだけでAndroid版「Apple Music」にログインできてしまう仕様です。2段階認証の役割を果たしていません。
一方、2ファクタ認証を利用している場合、パスワードの後に認証コードを足したものを入力しなければログインできませんでしたが、バージョン1.2.0では認証コードを入力できる画面が表示されるようになりました。
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