今年は長らく待望とされていた音楽聴き放題サービスが多数日本でもスタートしました。アップルも月額980円、家族向けに1,480円の「Apple Music」を提供しています。
そんな「Apple Music」がCD超の高音質で再生できるハイレゾ音源の配信をスタートするかもしれません。
Apple Music、2016年にもハイレゾ音源を配信か
アップルは、Apple Musicで配信する音源をハイレゾに対応する計画を持っているようです。
ポタフェス2015に出展するApple関連に詳しい複数の関係者の話しによると、Appleは、2016年にHi-Res Audio仕様に準拠した、最大96kHz/24bitのHi-Res Audioストリーミングを開発しているようです。
引用元:Apple、最大96kHz/24bitのHi-Res Audioストリーミングを開発中? | Rumor | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
ハイレゾ音源の問題はデータ通信量とデータ量、8曲で約1GB超
ハイレゾ音源に注力しているスマートフォンと言えばソニーのXperiaです。今季発売したXperia Z5シリーズではハイレゾとデジタルノイズキャンセリングを両立させるなど一歩進んでいますが、ハイレゾの問題点は音源の買い直しが必要になること。
これがハイレゾ音源の致命的なわけですが、音楽聴き放題サービスであれば解消されます。
ただ、もうひとつ問題なのはデータ通信量です。ハイレゾ音源はCDの約3倍〜6倍の情報量があり、約4分間で約130MB、8曲ぐらいで1GBに達してしまいます。
データ通信量としてはもちろん、事前にダウンロードするにしてもそれなりの容量となるため、スマートフォンで聴く音楽としてハイレゾが最適なのかはやはり微妙なところ。
音楽聴き放題サービスの利用率はたったの8%、約2割が「音楽にお金をかけたくない」
ない、クロス・マーケティングの調査結果によれば、音楽聴き放題サービスの利用率はたったの8%とのことで、成功とは程遠いようです。
利用する意向がない人の約3割が「無料で充分」、約2割が「音楽にお金をかけたくない」としており、テコ入れが必要なのは明らかですが、それがハイレゾなのかと言われるとちょっと違う気がします。日本で言えば、やはり邦楽のラインナップをもう少し増やさないと普及は難しいのではないでしょうか。
「2014年の好きなアーティストランキング」のトップ20のうち4組しかまともに配信していない現状ではお金を払う気にならないというのが正直なところだと思います。
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