Appleのホームミュージックスピーカー「HomePod」はiOSベースで動作していたが、最新版でtvOSベースになったことが9to5Macの調べでわかった。
なお、watchOS、tvOS、HomePod向けのソフトウェアはすべてiOSをコアとした同じベースのソフトウェアであるため、ユーザー向けの大きな変更ではないものの、内部的には大規模な変更になっている。
新型HomePodの登場を裏付ける大規模な変更
9to5MacはtvOSの派生系になったことで、バッテリーを内蔵するiPhoneやiPadのように消費電力を低くして電池持ちを改善するようなアップデートを提供する際に余分な作業が減ると予想。また、Apple TVとHomePodはHomeKitのホームハブとして動作するためコードを共有できるとしている。
最も重要なのは今年秋に配信されるであろうiOS 14ではA8チップ搭載デバイスのサポートが終了になる可能性が高いこと。現行の「HomePod」はA8チップを搭載しているため、長期的なサポートを考えるとiOSベースでは都合が悪そうだ。
今回の変更は新型「HomePod」の発売日が近く迫っていることも示唆しているという。Appleが現行モデル限りで廃止にするようなら今このタイミングで大規模な仕様変更を行う必要がないことが理由。
Bloombergは早ければ今年中に新型「HomePod」が発売されると報じたが、9to5Macは最新のHomePod向けソフトウェアから後継機とされるスマートスピーカー2機種を発見。残念ながら詳細は不明とのことだが、「HomePod」の後継機である可能性は高そうだ。
新型「HomePod」は低価格かつ現行モデル比で半分サイズとされているため、個人的にはどこでも持ち運べるようなバッテリー内蔵も期待していたが、tvOSの派生系にして電力管理を放棄したのであれば実現しなさそうだ。
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