8月17日、Twitterは開発者向けに提供していた「User Streams API」など一部APIの提供を終了した。
これにより、「Tweetbot 4 for Twitter」などのサードパーティアプリでは、タイムラインをリアルタイムに更新「ストリーミング」機能やプッシュ通知が提供できなくなった。こういった動きはサードパーティのアプリと開発者を締め出すようなもので、ユーザーからも多くの批判があったが、こういった動きに関してTwitterは公式サービスの改善に注力するためと説明した。
廃止に反対するユーザーに理解。開発者に感謝も
Twitterは、8月17日に公式ブログで利用者の体験向上への取り組みとして複数のサービス・機能を終了したことを発表した。
具体的には、「Twitter for iOS」、「Twitter for Android」、ウェブ版の「twitter.com」の改善に注力することを目的に、「Twitter for Apple Watch」、「Twitter for Mac」、「Twitter for Windows」(PWAに移行)を廃止し、開発者の約1%が利用する「User Streams API」など一部APIの提供を終了すると説明。
Twitterは、公式サービスの改善に注力するために一部サービスやAPIの提供を終了することに対して賛同しないユーザーや開発者に理解を示すとともに、開発者に感謝し、今後も“本質的に新しく改革的なTwitterの利用手段を創造するのを支援していく”としてAPIへの投資を続けていくとしている。
改善の対象となるのは、健全性を高めて利用者の体験を向上する取り組みや簡単に関連性のあるニュース/イベント/ストーリーに関連する情報を見つけやすくするための機能向上、インターフェースの改善、フォロー状況に合わせた通知のオフ機能、フォローしていないアカウントから届いたダイレクトメッセージのコントロール、いいねやリツイート数がリアルタイムで更新される「リアルタイムエンゲージメント」などTwitterアプリのみで実現されている機能。
さらに、モーメントを含む「話題を検索タブ」、ライブ配信アプリ「Periscope」、アンケート機能の「投票」、タイムラインに公開されてしまういいねを付けずにツイートを保存できる「ブックマーク」、ツイート単位のフィードバック管理など公式サービスでのみ利用できる機能だ。
Twitterは今後の改善予定について多くを説明していないが、例えば、アンケート機能やブックマークなどの公式サービスに限定された機能がサードパーティアプリでも利用可能になるかもしれない。
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