9年の歴史のなかで最大のアップデートになるコンパクトタブレット、新型iPad mini(仮称:iPad mini 6)が今年秋に発売されると噂されている。
最新のレポートによれば、見た目・デザインが大きく変わるだけでなく、A15チップを搭載することでタブレットの中身も含めたビッグアップデートになるという。
A12 BionicからA15チップに大幅アップグレードか
9to5Macが関係者から得た情報として、コードネーム“J310”の新型iPad miniには、iPhone 13シリーズと同じ最新のA15チップやUSB-C端子、マグネットのSmartConnectorが搭載されると報じた。
Appleは他のiPadに採用の可能性があるより性能の高いA15Xチップの開発にも取り組んでいるが、iPad miniにはA14 Bionicと同じ5nmプロセス製造のA15チップを搭載するとのこと。現行のiPad miniはiPhone XR/XS/XS Maxと同じA12 Bionicチップを搭載しているため、A15チップであっても大幅なパワーアップになるのは間違いない。
USB-C端子を搭載することで、より多くの周辺機器やアクセサリを利用できるほか、新たにSmart Connectorを搭載するとのことで、Smart Keyboard FolioやSmart Keyboard、Magic Keyboardといった優れたキーボードアクセサリにも対応する可能性がある。その時はiPad mini向けのSmart Connector対応のアクセサリが発売されることになる。
これまでの噂によれば、iPad mini 6はiPad Proと同じデザインを採用することで、ホームボタンを廃止すると報じられていてる。顔認証「Face ID」ではなく、昨年発売されたiPad Air 4のような電源ボタンに指紋認証センサーを搭載した新しいTouch IDを搭載するそうだ。
また、Appleはコードネーム“J181”と呼ばれているA13チップを内蔵したエントリーレベルの新型iPad(仮称:iPad 9)の発売も計画しているとのこと。現行のiPadはA12 Bionicを搭載しているためiPad mini 6ほどではないもののパワーアップすることになる。
おうち時間やリモートワーク、オンライン授業の機会が増加したことに伴い、ノートPCとタブレットの需要も急増。AppleもiPadの売上を大幅に伸ばしているなかで、コンパクトと低価格が特徴の新型iPadを準備しているようだ。