Appleが2022年の最新モデルとしてiPhone 14シリーズを正式発表しました。
今年はコンパクトなminiモデルが廃止になり、ビッグサイズのiPhone 14 Plusが新たにラインナップに加わった全4機種が9月16日(金)から順次発売されています。
今年はラインナップが変わったこともあって、どのモデルを購入すべきか頭を悩ませている人も多いでしょう。
この記事では、自分にとって最適な機種を選択するためにiPhone 14 全機種の大きさや価格、性能の違いを徹底比較しています。
機能やスペックを並べるだけでなく、実際に購入して使用した上でまとめているので、予約や購入の参考になるはず。わからないところがあればコメント欄で質問を受け付けています。
目次
- iPhone 14シリーズのラインナップ紹介
- 価格と容量
- 大きさと重さ
- デザインとカラー
- ディスプレイと画質
- カメラ
- 電池持ち
- 高速充電とMagSafe充電
- 処理性能
- 新しい2つの安全機能
- 高精度なGPSに対応
- マスク対応のFace ID
- iPhone 14シリーズの共通点
- iPhone 14 全機種の違いを比較
- まとめ:iPhone 14シリーズの選び方
iPhone 14シリーズのラインナップ紹介
まずはiPhone 14シリーズのラインナップを紹介しましょう。
今年は「iPhone 14」 「iPhone 14 Plus」 「iPhone 14 Pro」 「iPhone 14 Pro Max」の全4機種が用意されています。
昨年からの大きな変更は、片手で快適に操作できるコンパクトなminiモデルは廃止されたこと。代わりにゲームや動画を快適に利用できる大画面のPlusモデルが追加されました。
4機種は安く購入できる“通常モデル”と、高性能かつ高機能な“Proモデル”に分けられます。「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」が通常モデル、「iPhone 14 Pro」 「iPhone 14 Pro Max」がProモデルです。
画面の大きさは6.1インチと6.7インチの2種類から選べます。
- 通常モデル
- iPhone 14 (6.1インチ)
- iPhone 14 Plus (6.7インチ)
- Proモデル
- iPhone 14 Pro (6.1インチ)
- iPhone 14 Pro Max (6.7インチ)
価格と容量
価格はiPhone 14が119,800円〜、iPhone 14 Plusが134,800円〜、iPhone 14 Proが149,800円〜、iPhone 14 Pro Maxが164,800円〜です。
いずれもApple公式サイトの価格。各キャリアの価格は別記事で詳細にまとめています。キャンペーンや下取りなどを含む月額の支払額を計算できる料金シミュレーションも開発したので、ぜひ利用してください。
容量は通常モデルが128GB、256GB、512GBの3種類。Proモデルの容量が128GB、256GB、512GB、1TBの4種類です。
ほとんどの人は128GBで十分ですが、写真や動画をたくさん撮る人は256GBまたは512GBがオススメ。なお、「iPhone 14 Pro」 「iPhone 14 Pro Max」の128GBモデルはProResに対応していないため注意が必要。
また、「iPhone 14 Pro」 「iPhone 14 Pro Max」 で高精細な写真が撮れる48MPのProRAWは、1枚につき75MB前後とかなりの容量を消費するため、ProRAWを多用することがわかっている場合は1つ上の容量を選ぶことをオススメします。
容量選びに悩んでいる場合は、自分が今使っているiPhoneの容量を確認しましょう。以下の手順で確認できます。
- iPhoneの使用済み容量を確認する
- iPhoneの設定画面を起動
- 「一般」に進む
- 「iPhoneストレージ」に進む
- 使用済みの容量とiPhoneの容量を確認する
Apple Store価格まとめ
容量 | iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max |
---|---|---|---|---|
128GB | 119,800円 | 134,800円 | 149,800円 | 164,800円 |
256GB | 134,800円 | 149,800円 | 164,800円 | 179,800円 |
512GB | 164,800円 | 179,800円 | 194,800円 | 209,800円 |
1TB | ー | ー | 224,800円 | 239,800円 |
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大きさと重さ
iPhone 14シリーズでは、片手で操作しやすいminiモデルが廃止されました。代わりにPro Maxと同じ画面サイズの「iPhone 14 Plus」がラインナップに追加されたことで、画面サイズは2種類から選ぶことができます。
本体の大きさを順に並べるとiPhone 14 ≦ iPhone 14 Pro < iPhone 14 Pro Max < iPhone 14 Plusになります。
画面サイズは同じですが、iPhone 14 Pro MaxよりもiPhone 14 Plusの方が幅は0.5mm広いので注意しましょう。
ちなみに、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxは、手に当たるコーナーの曲がりが大きくなったことで、iPhone 12 ProやiPhone 13 Proといった同じ6.1インチモデルよりも明らかに持ちやすくなっています。
「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」の画面サイズは6.1インチです。画面の約半分のエリアに指が届くため、快適とまでは言わないものの片手でも十分に操作できます。動画やゲームをするのにちょうど良いサイズなので、ほとんどの人はこのサイズを選べば満足するでしょう。
「iPhone 14 Plus」と「iPhone 14 Pro Max」の画面サイズは6.7インチです。iPhoneのなかで最も大きなディスプレイと大容量のバッテリーを搭載しているため、電池持ちを気にせず、とにかく大画面で動画や電子書籍、ゲームを楽しみたい人はこれを選ぶべきです。ポケットに入れると圧迫感があることや片手操作はほぼ不可能。両手操作が基本になるので注意しましょう。
重さは最も軽い「iPhone 14」が172g、「iPhone 14 Pro」が203g、「iPhone 14 Plus」が206g、最も重い「iPhone 14 Pro Max」が240gです。
iPhone 14を除いて全モデルが200gを超えていて、かなり重く感じます。実体験として昨年、iPhone 13とiPhone 13 Proの両方を購入しましたが、200gを超えるiPhone 13 Proは重すぎることから筆者はiPhone 13をメインで使うようになりました。
重さや大きさで迷っている場合は、Apple Storeや家電量販店などの店頭で試してから購入することをオススメしています。
iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
縦 | 146.7 mm | 160.8 mm | 147.5 mm | 160.7 mm |
横 | 71.5 mm | 78.1 mm | 71.5 mm | 77.6 mm |
厚さ | 7.80 mm | 7.80 mm | 7.85 mm | 7.85 mm |
重さ | 172 g | 203 g | 206 g | 240 g |
片手操作 | ○ | X | ○ | X |
デザインとカラー
デザインやカラーは、通常モデルとProモデルで大きな違いがあります。
Proモデルの「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の最も大きなアップデートは、ダイナミックアイランドと呼ばれる象徴的な新しい前面デザインです。
TrueDepthカメラの部品をすべて再設計したことで、30%も小さくなったエリアに収まり、近接センサーをディスプレイの後ろに配置したことで見た目と機能性を大幅に変えました。
フラットな形状の側面は医療に使われるレベルのステンレススチールを磨き上げた光沢仕上げで、背面にはサラサラなマット仕上げのガラスが使用されていて高級感があります。
通常モデルの「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」は、昨年20%小型化されたノッチを継続しているため、見た目の変化はありません。
側面は航空宇宙産業で使われるレベルのアルミニウムを使用した指紋の目立ちにくいサラサラな質感で、背面には光沢のガラスが使用されています。
カラーバリエーションも通常モデルとProモデルで異なります。
「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」のカラーは、ミッドナイト、スターライト、ブルー、パープル、イエロー、(PRODUCT)REDの5色。イエローは2023年春に追加された新色です。対する「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」はスペースブラック、シルバー、ゴールド、ディープパープルの4色から選べます。
ほとんどの人がケースを使用するため、デザインやカラーは購入の決め手にはならないでしょう。欲しいカラーを選択するのが正解です。個人的にはパープルとスペースブラックが好みです。もし高級感のある機種が欲しい場合は、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」がオススメ。ちなみに、iPhoneケースは6.7インチよりも6.1インチモデルの方が豊富に選べます。
4機種ともIP68等級の防水・防塵性能を備えています。
IP68のうち数字の「6」はホコリなど微粒子の本体への侵入を防ぐことも可能な最高等級です。数字の「8」は水など液体の本体への侵入を防ぐことができる最高等級です。最大水深6メートルに最大30分間沈めた後でも水没の心配はありません。
ただし、蛇口から出た水やシャワーのような強い水流を直接本体に当てたり、温水や海水など真水以外に晒すことは控える必要があります。
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ディスプレイと画質
iPhone 14シリーズ全機種に有機ELのSuper Retina XDRディスプレイが搭載されています。
映像のきめ細やかさを示す画素密度もほぼ同じで、濃淡の表現力に関わるコントラスト比やHDR、暖色や寒色の光でも同じ見た目に自動調整するTrueToneディスプレイにも4機種すべてが対応しているため、画質に違いはありません。
また、どんなスマートフォンのガラスよりも頑丈なセラミックシールドもすべての機種に組み込まれています。
ということで違いは「ダイナミックアイランド」「画面の明るさ」「ProMotionディスプレイ」「常時表示ディスプレイ」の4つです。
iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
画面の大きさ | 6.1インチ | 6.7インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
方式 | Super Retina XDRディスプレイ (有機EL) | |||
解像度 | 2,532 x 1,170ピクセル 460ppi |
2,778 x 1,284ピクセル 458ppi |
2,556 x 1,179ピクセル 460ppi |
2,796 x 1,290ピクセル 460ppi |
コントラスト比 | 2,000,000:1 | |||
画面の明るさ |
|
|
||
HDR | ○ | |||
TrueToneディスプレイ | ○ | |||
セラミックシールド | ○ | |||
ダイナミックアイランド | X | ○ | ||
ProMotionディスプレイ | リフレッシュレート60Hz | リフレッシュレート1-120Hz | ||
常時表示ディスプレイ | X | ○ |
ダイナミックアイランド
「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」に導入された新しい前面デザインの「ダイナミックアイランド」は、見た目が変わっただけでなく新しい操作体験を実現しています。
通知機能
iPhoneが通知を受け取ったり、対応アプリからホーム画面や別のアプリに移動すると、ダイナミックアイランドが形を変えて、AirPodsの接続状況やミュート、充電の開始を表示し、Face IDを使用したり、Apple Payを利用すると横長から正方形に形を変えます。
特に便利なのはiPhoneのバッテリー残量が20%および10%以下になったときの警告通知がダイナミックアイランドに移行したこと。これまでは低電力モードを起動するか、キャンセルするか選択する必要がありましたが、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」では必要ありません。
カスタムアイコンの通知も控えめに
アプリのアイコンはショートカットアプリを利用することで簡単にカスタムできますが、アプリを起動するたびに巨大な通知バナーが表示されることから、多くのユーザーから批判が集まっていました。
ダイナミックアイランドに対応した 「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」では、バナーが控えめに表示されます。
バックグラウンドアプリの操作
Apple Musicで音楽を再生してアプリを切り替えると、ダイナミックアイランドに再生中の曲がわかるアートワークが表示され、長押しすると一時停止やスキップボタン、シークバー、AirPlayを操作できるコントロールパネルが表示されます。ミュージックアプリに戻ったり、コントロールセンターを起動する必要がないため、手間が大幅に省けます。
マルチアプリに対応
音楽を聴きながらタイマーを利用するなど、ダイナミックアイランドに対応した機能を同時に起動している場合は、横長の円と正円の2つに別れて、複数の情報が同時に表示されます。
ライブアクティビティ
ダイナミックアイランドは、iOS 16の新機能「ライブアクティビティ」にも対応します。
ライブアクティビティは、ロック画面にスポーツの試合経過やフライト状況、LyftやUberなどの配車状況・到着予想時間、時計のタイマーを固定表示する機能ですが、同じ内容がダイナミックアイランドにも表示されます。
日本でも利用できるライブアクティビティの対応アプリはMLB、ワールドカップなどサッカーの試合経過を確認できるFotMod、デリバリーの進捗状況を確認できるUber Eatsなどです。
- 大きな四角形に展開したエリアに、マップアプリで利用中のルート案内
- マップアプリのルート案内で次に曲がる方向と距離
- Apple Payの決済とFace IDの使用
- 再生中のアルバムアートワークと曲の波形、残り時間
- 巨大なエリアで音楽を操作できるコントロールパネル
- マイクとカメラ使用時のオレンジと緑のドット表示
- 通話中に通話時間を表示。長押しでスピーカーとマイクのミュート、終話が可能
- タイマーの残り時間を表示
- AirPodsの接続状況とバッテリー残量を表示
- iPhoneの接続状況とバッテリー残量を表示
- ライブアクティビティによるスポーツの試合状況やLyftなどの配車時間を表示
画面の明るさ
標準時の画面の明るさは「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」の800ニトに対して、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」は1,000ニトと違いがあります。
HDRコンテンツ再生時の画面の明るさも400ニト明るく、Proモデルは日差しの強い屋外で利用すると、通常時の2倍の明るさまでアップします。
日差しの強い屋外でカメラを写真や動画を撮ろうとしたときに画面が見づらいといったことがよくあるので、ストレスを感じるのであればProモデルを選びましょう。
なめらかな映像のProMotion
ProMotionが採用された「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」のディスプレイは、なめらかな映像が楽しめる最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応しています。
リフレッシュレートは1秒間に画面が書き換わる回数のこと。120Hzは、1秒間に120回画面が書き換わるという意味です。画面の書き換え回数が増えると、スクロールやアニメーションなどがなめらかに表示されます。
「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」のリフレッシュレートは60Hzなので、Proモデルの2機種は映像のなめらかさが2倍です。
なお、画面の書き換え回数が増えると電池を多く消費することから一般的に電池持ちが悪くなりますが、画面が止まっている時やスクロールの速度が遅い時は、書き換え回数を最低1回まで落とすことで、電池の消費量が軽減されています。
常時表示ディスプレイ
「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」向けの新機能として「常時表示ディスプレイ」が追加されました。
これまでのiPhoneでは、電源ボタンを押すと画面が完全に消灯していましたが、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」では、ロック画面の明るさやトーンを落とした状態の画面が常に表示されます。
iPhoneの画面に目をやるだけで時間や天気、ウィジェットが表示されるだけでなく、マップアプリでルート案内中に常時表示ディスプレイに移行すると、画面がモノクロ状態で2つ先までのルート案内や到着予想時間が表示される便利な機能です。
電池持ちが気になるところですが、手元のiPhone 14 Proでは、4時間30分放置して10%未満の電池消費量でした。iPhoneをポケットに入れたり、下向きにすると画面が完全にオフになるスマートな節約機能も備えています。
就寝中の画面の明るさが気になる人もいると思いますが、おやすみモード中に画面をさらに暗く表示するよう設定を変更することも可能です。
なお、iOS 16.2のアップデートでは、電池消費量を節約できる壁紙の非表示オプションと、プライバシーを保護するための通知を非表示にするオプションが追加されました。
カメラ
iPhone 14シリーズの最も大きな違いはカメラです。
「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」は、2つのレンズを斜めに配置したデュアルカメラに対して、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」は、3つのレンズを三角に並べたトリプルカメラを搭載します。
レンズの構成はデュアルカメラが広角レンズと超広角レンズ、トリプルカメラが広角レンズと超広角レンズ、さらに望遠レンズが搭載されます。
各レンズの特徴について以下の表にわかりやすくまとめました。
超広角レンズ | 広角レンズ | 望遠レンズ |
---|---|---|
1枚により多くの被写体を収めて広範囲を写せるレンズ。景色をダイナミックに撮影できるため旅行で活躍する | 被写体や撮影シーンなど選ばずオールマイティに使えるレンズ | 木の枝に咲いている花など遠くの被写体を撮影できるレンズ。ポートレート撮影でも活躍する |
48MPのProカメラシステム
「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の広角レンズは、他の2機種に比べて4倍も高画素な48メガピクセル仕様です。
「スマートフォンほど小さいカメラセンサーに48メガピクセルもの高画素が必要なのか」と疑問に思う人もいるはず。一般的にスマホほど小さいセンサーサイズと高画素なセンサーの組み合わせでは、光の取り込み量が少なくなるからです。
この欠点を解消するためにAppleは、iPhone 13 Proに比べて65%も大型化したセンサーを採用すると同時に4つの画素を1つにまとめて扱うピクセルビニングによって、4倍も多くの光を捉えることが可能になりました。これにより、暗い場所で撮影してもノイズ(黒い場所に現れるガサガサの粒子)の少ないクリアな写真が撮れます。
さらに、高画素の特性を利用して48MPの中心部の画素だけを利用したフルピクセルの2倍ズームも可能に。2倍ズームは多くの人が待ち望んでいた機能です。
これまでの3倍ズームは料理を撮るにも室内でポートレートを撮影するにも近すぎるため、活躍する場面がほとんどありませんでした。一方、2倍ズームはテーブルに置かれた料理を影が入らないように撮影したり、室内でのポートレートでも使いやすい倍率です。
「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」のカメラアプリでは、使い勝手の良い2倍ズームをボタンを1回タップするだけで画角をスイッチできるため、シャッターチャンスを逃しません。
なお、2倍ズームは通常の撮影だけでなく、ポートレートモード、タイムラプス、パノラマにも対応しています。
明るく撮れる超広角レンズ
景色をダイナミックに記録できる超広角レンズは、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」の方が明るくノイズの少ない写真と動画を撮影できます。
超広角レンズを使った被写体に2cmまで近づいて写真と動画を撮影できるマクロ撮影も可能。残念ながら通常モデルは、マクロ撮影に対応していません。
Proだけの望遠レンズ
「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」には、遠くの被写体を画質の劣化なく撮れる光学3倍ズームの望遠レンズを搭載しています。
望遠レンズのない「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」は、ズームすると画質が大きく劣化します。ズームの倍率もProモデルの15倍に対して、通常モデルは5倍で遠くの被写体を撮影できません。
テーブルに置かれた料理を影が入らないように撮影したり、少し遠くで遊ぶ子どもやペットを撮影したり、スポーツ観戦で写真や動画を撮るなど、ズーム撮影をよく利用する人はProモデルがおすすめです。
高速オートフォーカスを実現するLiDARスキャナ
LiDARスキャナも「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」だけに搭載されています。
LiDARスキャナは、最大5メートル先の対象物との距離をナノ秒の超高速で測定できるセンサーで、空間と距離を高速かつ正確に認識することで、ARとカメラで大きな効果を発揮します。
カメラでは店内など暗い場所でも高速かつ正確なオートフォーカスが可能。玉ボケを生み出すナイトモードのポートレート撮影もLiDARスキャナを搭載したiPhone 14 Proだけです。
LiDARスキャナによるオートフォーカスは動画でも有効で、子どもやペットなど動き回る被写体を撮影するときもピントがしっかり合います。
ProはRAW撮影・ProRes動画にも対応
iPhone 14 Proはプロ向けの撮影機能にも対応しています。
写真のProRAWモードでは、新しい機械学習モデルによって、シャープネスの低下やノイズの増大といった高画素の弱点を補正した48MP写真が撮影可能です。
撮影後の写真をAdobe Lightroomなど本格的な編集アプリを利用することで、露出・カラー・ホワイトバランスをより柔軟に調整できます。以下はiPhone 14 Proで撮影して現像編集した作例です。
なお、超広角レンズと望遠レンズは12MPなので、48MP ProRAW撮影はメインレンズでのみ可能です。
動画のProResモードでは、CMや長編映画、放送フォーマットとして広く使用されているビデオコーデックで撮影できます。限りなく忠実に再現される色と低い圧縮率が特長のまさにプロフェッショナル向けの機能です。
なお、ProResで撮影した動画のデータ容量は膨大で128GBモデルでは利用できません。
カメラの界王拳「Photonic Engine」
4機種すべてが新機能「Photonic Engine」に対応しています。
ソフトウェア処理によって画質を向上する技術のため、すべてのレンズで、より細かなディテール(被写体の輪郭)を再現し、はるかに鮮やかな写真の撮影が可能になります。
暗い場所では、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」において、広角レンズが最大2倍、超広角レンズは最大3倍、望遠レンズは最大2倍、フロントカメラは最大2倍性能が向上します。
ジンバル不要の新機能「アクションモード」
iPhone 14 全機種が、はるかに進化した新しい手ぶれ補正機能「アクションモード」に対応しています。
手ぶれを抑えるためにサイズが大きく持ち運びが困難なジンバルを利用している人もいると思いますが、AppleによるとiPhone 14 全機種では、ジンバルなしで動きながら動画を撮影しても手ぶれを抑えた滑らかな撮影が可能。
ドルビービジョンHDRにも対応しているため、白飛びや黒つぶれが発生しやすい屋外でも効果的。子供やペットを撮影するのに役に立つはずです。
初のオートフォーカスに対応したフロントカメラ
iPhone 14 全機種が前世代から大きく進化したフロントカメラを搭載しています。
レンズの絞り値がiPhone 13のƒ/2.2からƒ/1.9にアップグレードされたことで、明るさの足りないシーンで光を集める性能が38%も向上。夜間や室内でもノイズの少ないクリアな写真と動画撮影が可能になりました。
iPhoneのフロントカメラとして初めてオートフォーカスにも対応。セルフィから複数人のグループショットまでピンボケの少ない映像で記録できます。ビデオ通話のFaceTimeなどでも効果があるでしょう。
カメラの違いまとめ
iPhone 14シリーズのカメラの違いを以下の表にまとめました。
カメラにこだわるのであれば、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」を買うべきです。最も撮影機会の多い広角レンズが大幅にアップデートされ、遠くの被写体をキレイに撮れる望遠レンズもProモデルだけです。
iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
メインカメラ | デュアル12MPカメラシステム | Proのカメラシステム | ||
広角レンズ |
|
|
||
超広角レンズ |
|
|
||
望遠レンズ | X |
|
||
ズーム |
|
|
||
Apple ProRAW | X | ○ | ||
ProRes | X | 最大4K/30fps 128GBモデルは1080p/30fps | ||
スマートHDR 4 | ○ | |||
Deep Fusion | ○ | |||
シネマティックモード | 最大4K HDR、30fps | |||
フォトグラフスタイル | ○ | |||
ナイトモードのポートレート | X | ○ | ||
ビデオ撮影 |
|
|
||
フロントカメラ |
|
|
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電池持ち
電池持ちには大きな違いがあります。
電池持ちに影響を与えるバッテリー容量は、画面サイズと本体サイズが大きくなるほど大容量に。
消費電力は、Apple初の4nmプロセス製造のA16 Bionicチップと、操作に応じて画面の書き換え回数を最小1回/秒に調整する「アダプティブリフレッシュレート」を採用するProモデルは、通常モデルに比べて消費電力が抑えられるため、動画再生など画面点灯時の電池持ちに優れています。
Appleによるとストリーミングによる動画再生時(YouTubeやNetflixなどが該当する)の電池持ちは、iPhone 14が16時間、iPhone 14 Plusが20時間、iPhone 14 Proが20時間、iPhone 14 Pro Maxが25時間とのこと。
電池持ちの良い順に並べるとiPhone 14 < iPhone 14 Pro < iPhone 14 Plus < iPhone 14 Pro Maxになります。
今年はiPhone 14 Plusが追加されたので、高額なProモデルを選ばなくても電池持ちの良いモデルを選択できます。
ちなみに、筆者はiPhone 14 Proを購入してから半年以上経っていますが、電池持ちに不満なしです。
とある1日、常時表示ディスプレイと画面の明るさの自動調節機能をオンにした状態で、インターネット共有(テザリング)を約2時間、写真・動画を50枚撮影、ストリーミング動画を20分視聴、画面オンの時間が合計3時間、Wi-Fi未使用といったヘビーユースで8時間後にバッテリー残量がようやく20%を切りました。
iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
バッテリー容量 | 3,279 mAh | 4,325 mAh | 3,200 mAh | 4,323 mAh |
ビデオ再生 | 最大20時間 | 最大26時間 | 最大23時間 | 最大29時間 |
ストリーミング | 最大16時間 | 最大20時間 | 最大20時間 | 最大25時間 |
オーディオ再生 | 最大80時間 | 最大100時間 | 最大75時間 | 最大95時間 |
高速充電とMagSafe充電
iPhone 14シリーズは、パッケージに付属されているLightning – USB-Cケーブルを利用することで、30分または35分で最大50%まで充電できる高速充電を利用できます。
なお、パッケージには電源アダプタが同梱されていません。高速充電するには別売りの20W以上の電源アダプタが必要なので注意しましょう。
置くだけで充電可能なワイヤレス充電は、一般的なQi規格に準拠したものと、マグネットを使用することでiPhoneの背面にピタっと吸着して位置がズレることなく効率的に充電できるMagSafeに対応しています。
MagSafeでは、Qiのワイヤレス充電器に比べて2倍の最大15W出力で充電可能。ワイヤレスでも短時間で充電できます。
おすすめのMagSafe対応のワイヤレス充電器は、iPhoneとApple Watch、AirPodsを3台同時充電できる「BOOST↑CHARGE PRO MagSafe 3-in-1 Wireless Charger 15W」です。国内外で高く評価されているMagSafe充電器の決定版。最新モデルはApple Watchの急速充電にも対応している間違いなしの製品です。
iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
高速充電 | 30分で最大50%の充電が可能 | 35分で最大50%の充電が可能 | 30分で最大50%の充電が可能 | 35分で最大50%の充電が可能 |
同梱物 | USB-C – Lightningケーブル イヤホン、電源アダプタなし | |||
Qiワイヤレス充電 | 7.5W | |||
MagSafe充電 | 15W |
処理性能
iPhone 14シリーズに搭載されるチップセットは、通常モデルとProモデルに違いがあります。
「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」には、Appleいわく“どのスマートフォンよりも高速”な最新のA16 Bionicが搭載。
対する「iPhone 14」と「iPhone 14 Plus」には、昨年発売されたiPhone 13 Proと同じ5コアGPUのA15 Bionicが搭載されています。
同時に起動したアプリを行き来するマルチタスキング機能の快適な操作に関わるメモリの容量は4機種すべて6GBです。
A16 Bionicは競合機種に比べて最大40%高速なCPUとメモリ帯域幅が50%向上したGPU、毎秒17兆回の演算が可能なニューラルエンジンを搭載しています。
A16 BionicとA15 Bionicの性能差については公表されていませんが、性能を数値化したベンチマークスコアでは、A16 BionicのCPU性能がシングルコアが10.5%、マルチコアが17%優れており、AnTuTuでもA15 Bionicを搭載したiPhone 13 Proと比べて、A16 BionicはCPU性能が17%、GPU性能が28%も優れています。
性能を妥協することなく、高い負荷がかかるゲームやAR、動画編集も快適にこなしたい場合は、当然ながら「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」がオススメです。
なお、Appleはチップによって、OSアップデートの時期を決定するため、もしかするとiPhone 14シリーズでは、通常モデルとProモデルでアップデート期間に違いが出る可能性があります。
- A16 Bionicチップ
- 競合機種に比べて最大40%高速な6コアCPU
- メモリ帯域幅が50%向上した5コアGPU
- 毎秒17兆回の演算が可能な16コアNeural Engine
- A15 Bionicチップ
- 6コアCPU
- 5コアGPU
- 毎秒15超8000億回の演算が可能な16コアNeural Engine
新しい2つの安全機能
iPhone 14 全4機種に新しい2つの安全機能が追加され、Proモデルの2機種だけ高精度なGPS機能に対応しています。
衛星通信で素早い緊急通報が可能に
スマートフォンは数キロ離れた基地局に接続しますが、基地局の建設が困難な圏外エリアでは緊急通報すらできません。
衛星通信に対応したiPhone 14シリーズでは、Wi-Fiやモバイルデータ通信が利用できない場所でも衛星回線を利用した緊急通報が可能です。
地球から何百キロも離れた地球上空を24,000キロ以上で飛行移動する衛星に接続するために、iOSがiPhoneを向けるべき方向を示すことで、衛星通信専用の端末で見られる大型のアンテナを搭載することなく衛星通信が利用できます。
衛星特有の周波数は帯域幅が狭いため、通常の音声通話やメッセージ機能は利用できませんが、Apple独自の圧縮アルゴリズムによって3分の1までデータ圧縮し、15秒以下〜数分でメッセージの送信が可能。
さらに、通報先とのやりとりを減らすために、専門家たちと協力して考えられた最も質問される項目が表示され、画面を数回タップするだけで助けを求めることができます。
衛星通信を利用した緊急通報サービスは、現在のところアメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、アイルランド、イギリスで利用可能。残念ながら日本で利用できる予定はありませんが、万が一に備えて操作を事前に覚えておくためのデモ機能を利用できます。
衛星通信の料金は2年間無料。無料期間終了の料金については現時点で発表されていません。
衝突事故の検出
iPhone 14シリーズは、自動車による重大な衝突事故を検出して、緊急通報サービスや緊急連絡先に自動で連絡する新機能に対応しています。
iPhoneが衝突事故を検出すると、けたたましい警告音と共に10秒のカウントダウンが始まります。
通報を呼ぶ必要がない場合はキャンセルできますが、意識を失うなどして反応できない場合は、もう一度、10秒のカウントダウンが始まります。
2回目のカウントダウンにも反応できない場合は、重大衝突事故と判断し、iPhoneが自動で緊急通報サービスに通報して、おおよその経度と緯度の座標、検索半径も知らせることで、救急隊がスピーディに駆けつけて人命救助します。
なお、Apple WatchとiPhoneを両方持っている時は、すぐに助けを呼べるように最も近いところにあるApple Watchに緊急通報サービスの画面が表示され、iPhoneが最も接続状況の良い通信圏内にある場合はiPhoneを通じて助けを呼びます。
衝突事故検出は様々なセンサーやデータを利用して検出しますが、海外ではジェットコースターの乗車時に誤検知する問題が報告されており、日本でも冬のリゾート地においてスキーやスノーボードで転倒したことを誤って通報するケースが多発しました。
Appleはこういった誤検知問題を解消するために、発売後に配信したいくつかのアップデートによって調整を行なっています。
設定画面から「緊急SOS」に進んで「激しい衝突事故発生後に電話」のスイッチをオフにすることで無効化できますが、万が一の時に機能しないと困るため、個人的には機能をオフにするよりもテーマパークのルールに従ってジェットコースターにiPhoneを持ち込まないようにすることを推奨します。
また、5人の死亡者が出た北海道・八雲町で起きたバス事故において、スマートフォンの衝突事故検出(iPhoneとは断定されていない)によって事故発生から10分で救急車が現場に到着したと報じられるなど、その効果は確かなものがあります。
- 最新の高重力加速度センサー:最大256Gの急加速や急減速を検知
- ハイダイナミックレンジジャイロスコープ:車の向きが突然変化したことを検知
- 先進的なモーションアルゴリズム:前面衝突、後面衝突、側面衝突、横転の衝突実験を通じて事故を認識
- 気圧計:エアバッグが開いた時に生じる車内の気圧変化を検知
- マイク:衝突で発生する極端に大きな音を認識。プライバシー保護のため、処理はすべてiPhone上で
- 衝突事故のデータ:一般公開されているデータを活用して衝突事故検出の精度を最大限に向上
高精度なGPSに対応
「iPhone 14 Pro」 「iPhone 14 Pro Max」の2機種は、Apple Watch Ultraと同じ高精度2周波GPSに対応しています。
通常モデルに搭載されるL1 GPSは、高いビルや木々に囲まれた場所において、衛星がブロックされるため現在地を表示できなかったり精度が悪いことがあります。
高精度2周波GPSは、L1 GPSに加えて新しいL5 GPSに対応したことで、高層ビルが立ち並んで迷子になりやすい場所でも最高の精度で現在地を特定できます。
登山やスキーなどで山に登る際はもちろん、ビルが立ち並ぶ都心でも効果があります。
マスク対応のFace ID
4機種すべて顔認証のFace IDに対応しています。指紋認証のTouch IDを搭載したiPhoneから買い換えを検討している人は、マスク着用時でも画面ロックを解除できるのか心配なはず。
2022年3月のアップデートで、マスクを着けたままでも画面ロックやアプリロックの解除、Apple Payを使ったタッチ決済も可能な新機能「マスク着用時にFace IDを使用」が追加されています。
メガネとの同時着用にも対応するため、普段メガネをかけている人や花粉症対策でメガネをかけている人も心配する必要はありません。ただし、動作が完全にスムーズとは言えず、指紋認証のiPhoneから買い換える場合はストレスを感じることもあるはずです。
なお、iOS 16のアップデートにて、顔が横向きでも正しく顔を認識するようになりました。ソファやベッドに寝転がったままでもスムーズにFace IDを利用できます。
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iPhone 14シリーズの共通点
全4機種には共通点も多く存在しています。ここに欲しい機能が詰まってる場合は、わざわざ高額なProモデルを選ぶ必要はないということです。
スペック | |
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ディスプレイ |
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メインカメラ |
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メインカメラ (ビデオ撮影) |
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フロントカメラ |
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フロントカメラ (ビデオ撮影) |
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5G | Sub6 |
Wi-Fi | MIMO対応Wi‑Fi 6(802.11ax) |
Bluetooth | 5.3 |
ワイヤレス充電 | MagSafeおよびQiワイヤレス充電 |
センサー |
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防水・防塵 | IP68等級 (最大水深6メートルで最大30分間) |
デュアルSIM | nano-SIM eSIM |
デュアルeSIM | ○ |
充電端子 | Lightning端子 |
Face ID | ○ |
空間認識のための 超広帯域チップ | ○ |
新しい安全機能 |
iPhone 14 全機種の違いを比較
iPhone 14シリーズの違いは、以下の表にまとめたとおりです。新たに追加された機能には「New」のラベルを付けています。気になるものがあればリンクをタップすることで、ページ内にある詳細な説明にジャンプできます。
iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
デザイン | ||||
カラー | イエローブルーパープルミッドナイトスターライト(PRODUCT) RED | イエローブルーパープルミッドナイトスターライト(PRODUCT) RED | ディープパープルゴールドシルバースペースブラック | ディープパープルゴールドシルバースペースブラック |
価格と容量 |
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サイズ |
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重さ | 172 g | 203 g | 206 g | 240 g |
画面の大きさ | 6.1インチ | 6.7インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
ディスプレイ |
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チップ |
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メインカメラ |
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ビデオ撮影 |
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フロントカメラ (ビデオ撮影) |
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LiDARスキャナ | X | X | ○ | ○ |
電池持ち |
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高速充電 | 30分で最大50%充電 | 35分で最大50%充電 | 30分で最大50%充電 | 35分で最大50%充電 |
GPS | GPS | 高精度2周波GPS |
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まとめ:iPhone 14シリーズどれを買う?選び方まとめ
以上がiPhone 14 全モデルの違いです。最後まで読んでも購入する機種が決まらず、どの機種を購入しようか迷っている人のために選び方をまとめておきます。
- とにかく電池持ちの良いiPhoneが欲しい
- 消費電力が低く、大容量のバッテリーを搭載した「iPhone 14 Plus」と「iPhone 14 Pro Max」がおすすめです
- 動画が見やすい、ゲームを快適にプレイできる大画面が良い
- 大画面で快適にゲームをプレイできる「iPhone 14 Plus」と「iPhone 14 Pro Max」が推奨されます
- カメラは妥協したくない。動画も写真も綺麗に思い出に残したい
- 48MPのカメラとピクセルビニング、RAW撮影に対応した「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」を選びましょう
- 欲しいけど高くて買えない!!もっと安いiPhone無いの?
- 同時に販売されている「iPhone SE(第3世代)」もおすすめです
- 全部大きすぎる!!片手で快適に操作できるコンパクトモデルないの?
- 「iPhone SE(第3世代)」は片手で快適に操作できます
ほとんどの人は「iPhone 14」で満足するでしょう。
約12万円から購入できるシリーズで最も安いモデルながら、iPhone 13 Proと同じA15 Bionicチップを搭載しているため、性能に不満を感じることはありません。
大容量化されたバッテリーによって、電池持ちも長時間の使用が可能です。カメラはProモデルよりも劣りますが、究極の画質の写真と動画を求めなければ、12MP デュアルカメラでも十分です。
片手操作しないからとにかく大画面で動画が見たい。電池持ちもできるだけ長い方が良いという人には6.7インチの巨大スクリーンを搭載した「iPhone 14 Plus」をオススメします。手ごろな価格で「iPhone 14 Pro Max」と同じ画面サイズを手にできます。
とにかくカメラにこだわりたい人には、上位モデルの「iPhone 14 Pro」または「iPhone 14 Pro Max」をオススメします。
3倍ズームでも画質が大きく劣化しない望遠レンズは人物撮影に適していて、子どもやペットなど家族の思い出を残すのに欠かせません。カメラ機能は、よりキレイに背景がボケるポートレート写真や夜間撮影では玉ボケが楽しめるナイトポートレートにも対応。動画でも背景がボケるシネマティックビデオにも対応しています。
購入したい機種が大体決まったら、最後に価格の違いをもう一度確認して、予算と相談した上で購入する機種を確定させましょう。