Appleが今年後半の発売に向けて第8世代となる新型iPadを開発中と噂されている。
まだ噂は報じられたばかりで具体的なことは明らかになっていないが、チップセットにはA12 Bionicを搭載する可能性があるようだ。
飛躍的な性能アップに期待
新しいiPhone SEの発売時期やストレージのラインナップ数などを正確に予測していたApple関連のリーカー有没有搞措によれば、A12チップを搭載した新型iPadが今年発売されるとのこと。
昨年9月に発売された第7世代のiPadには、2世代前の「A10 Fusion」が搭載されていることから飛躍的な性能アップが期待できる。
なお、A12シリーズには、第3世代iPad Air、第5世代iPad mini、iPhone XSが搭載する「A12 Bionic」、旧型iPad Proが搭載する「A12X Bionic」、新型iPad Proが搭載する「A12Z Bionic」の3種類が存在している。
それぞれの違いだが、「A12 Bionic」の描画性能を大きく向上させたチップセットが「A12X Bionic」になる。「A12X Bionic」と「A12Z Bionic」は物理的に同じとされており性能差はない。なお、発売間近とされている新型Apple TVにA12X Bionicが搭載されると報じられている。
in my dream iPad 2020 A12
— 有没有搞措 (@L0vetodream) May 15, 2020
Appleの未発表製品に関しても最も信頼できるMing-Chi Kuoによれば、Appleが今年発売する新型iPadはiPhone SEのように手頃な価格と高速チップが特徴になるという。iPhone SEがA13 Bionicを搭載したことを考えれば、同じ路線をたどる新型iPadがA12シリーズのチップセットを採用することは自然なことだ。
新型iPadには10.8インチのディスプレイが搭載され、2021年前半には8.5〜9インチの新型iPad miniが発売と報じられている。新型iPad miniも手頃な価格と高速チップが特徴とのことで同じA12シリーズのチップセットが搭載されそうだ。
UPDATE:2020/05/17初出時、記事のタイトルを『新型iPad、性能は“Pro”と同じ?A12チップ搭載か』としていましたが、iPad Proに搭載されているのはA12のGPU性能を大幅に向上させたA12XまたはA12Zのため大きな間違いでした。お詫びして訂正いたします。