50,000円−−iPad Proと第7世代のiPadの価格差だ。44,800円の新しいiPhone SEはこの価格差に収まる。
iPad Proがどれほど優れようと販売価格を考えると手が出しにくいことから“Pro”ではないiPadの新型モデルを求める人も少なくないが、Appleは今年後半以降に10.8インチの新型iPadと8.5〜9インチの新型iPad miniを発売する可能性があるようだ。
手頃な価格と高速チップの採用が特徴に
Appleの未発表製品について最も信頼できるMing-Chi Kuoの最新レポートによると、Appleが10.8インチの新型iPadと8.5〜9インチの新型iPad miniを準備しているという。
発売時期は10.8インチの新型iPadが2020年後半、8.5〜9インチの新型iPad miniが2021年前半になるそうだ。
現行のiPadは10.2インチ、iPad miniは7.9インチのため、両方の新型モデルは画面サイズが大きくなる。画面サイズに合わせて本体サイズも大きくなるのか、iPad AirやiPad Proのようにベゼルを狭小化して本体サイズは大きく変えず、画面サイズを大型化するのかはわからない。
ヒントのようなものはある。Kuoによれば2つのiPadはiPhone SEの製品戦略に沿ったもので、手頃な価格と高速チップの採用が特徴となるそうだ。
iPhone SEは最新のチップセットと旧モデルの部品を組み合わせることで高いコストパフォーマンスを特徴としているため、新型iPadが同じ戦略を取るのであれば大きなデザインの変化=ベゼルの大幅な狭小化は期待できないだろう。
冒頭でiPadシリーズの価格差について書いたが、KuoによればiPadシリーズの総出荷量のうち60〜70%は手ごろな価格帯のモデルが占めているという。Appleは高額なiPad Proのほかに34,800円のiPad、45,800円のiPad mini、54,800円のiPad Airをラインナップしている。新型iPadの価格も大きく変わらないのではないだろうか。
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