TwitterがAPIの無料利用期間および有料化、新しいAPIの提供を再延期すると発表しました。
これまでTwitterは一部を除いてAPIを無償で提供してきましたが、今月2日に有料化を発表。当初、9日までとしていた無料期間が13日まで延長されており今回が2回目です。
APIを有料化する理由についてイーロンマスクはボットの排除と説明していましたが、ボットのなかには社会に役立つようなものも存在しており、無料Wi-Fiの利用時やゲームアプリのバックアップに用いられることも多いアカウント連携が無くなるのではないかと心配したユーザーや開発者が猛反発。
これに応じてTwitterは月1500回ツイートおよびアカウント連携を無料で行える新しいAPIの提供を発表しました。
なお、開発しているサービスやボットが無料APIが提供する機能に収まらない場合は月額100ドルを支払う必要があります。
APIの有料化を再延期する理由についてTwitterは開発者コミュニティに最適な体験を提供するためとしていますが、イーロンマスクが大量の従業員を解雇したことにより人員不足に陥ってる可能性があります。
今月13日に開催されたアメリカ最大のスポーツイベント“スーパーボウル”に備えてシステムの安定化を堅牢性を最大化することを優先するために新機能の開発を当面休止するよう指示があったとも報じられました。
イーロンマスクの就任以降、新機能が次々に提供されている一方で不具合は明らかに増加しており、複数回のツイートやリプライを送信できない不具合やサムネが横長に切り抜きされる問題、API呼び出しの回数制限超えなど多数発生しており、人員不足の影響がユーザーにも及んでいるようです。
There has been an immense amount of enthusiasm for the upcoming changes with Twitter API. As part of our efforts to create an optimal experience for the developer community, we will be delaying the launch of our new API platform by a few more days.
— Twitter Dev (@TwitterDev) February 13, 2023
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