今年後半の発売が予想されているGoogleのフラグシップスマートフォン「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」
Googleは販売不振を理由に“XL”モデルを廃止したが、今年は“Pro”として復活するようだ。失敗となった画面サイズとバッテリー容量だけを差別化する戦略を大幅に変更してカメラなどいくつかの差別化を行うと噂されている。
すでにAndroid 12から日本向けのモデル番号が発見されていて奇抜なデザインも流出済み。ところが多数の実績があるリーカーOnLeaksは先日公開された奇抜なデザインは完璧ではないと指摘し、独占情報として「Pixel 6 Pro」のより正確なデザインと詳細なスペックを公開した。
デュアルカーブエッジ採用のディスプレイ
OnLeaksとdigit.inによると「Pixel 6 Pro」はNexusおよびPixelスマートフォン史上最大となる6.67インチの有機ELディスプレイを搭載するそうだ。
パンチホールは左上から真ん中に移動。動画を見たり、ゲームをプレイする時にスマホを横向きにすると左上に配置されたパンチホールは手で隠れることから左上が最適だが、わざわざ真ん中に移動する。この小さい変更はユーザーから賛否の声が出るかもしれない。
デュアルカーブエッジを採用することで画面の左右のフチ(ベゼル)はかなり幅が狭くなるが上下のベゼルは残る。特に下側のベゼルはしっかりと厚みがあるようだ。
機能面ではディスプレイ指紋認証に対応。リフレッシュレートが90Hzから120Hzにアップグレードされるかは現段階ではわからないという。ちなみに、ディスプレイアナリストのRoss Youngは過去に6.67インチ、リフレッシュレート120HzディスプレイがPixelに採用されることを示唆していた。
ペリスコープ型の望遠レンズでズーム強化
背面はツートンを復活させて賛否の声が出そうな奇抜な見た目になる。左から右にかけて伸びる黒の出っ張りには広角レンズと望遠レンズ、LEDフラッシュ、そして正体不明のレンズが搭載されるようだ。
望遠レンズは今年のトレンドになりつつあるペリスコープ型とのこと。ズーム倍率がアップするシンプルなペリスコープなのか、Xperia 1 IIIのように内部でレンズをスライドさせ、焦点距離を変えて1つのレンズで2種類の画角と倍率が楽しめるのかは不明。いずれにしてもズーム性能が大幅に飛躍しそうだ。
このほかにもデュアルステレオスピーカーやワイヤレス充電をサポート。本体サイズは163.9 x 75.8 x 8.9mmでカメラの出っ張りを含めると厚さは11.5mmで、Galaxy S21 Ultra 5Gにかなり近いサイズ感になる。
Pixel 6シリーズにはGoogleの自社製チップ“Whitechapel”の搭載も報じられている。自社チップによる性能向上や消費電力・効率の改善はもちろん、ドライバアップデートが他社に依存しなくなることからアップデート保証期間が現在の3年間から延長されるのではないかとの見方もあるようだ。
画面サイズ | サイズ | |
---|---|---|
Pixel 6 Pro | 6.67インチ | 163.9 x 75.8 x 8.9mm |
Galaxy S21 Ultra 5G | 6.8インチ | 165 x 76 x 8.9mm |
Pixel 5 | 6.0インチ | 144.7 x 70.4 x 8.0mm |
Pixel 4a 5G | 6.2インチ | 153.9 x 74 x 8.2mm |
Pixel 4a | 5.8インチ | 144 x 69.4 x 8.2mm |
Pixel 4 XL | 6.3インチ | 160.4 x 75.1 x 8.2mm |
Nexus 6P | 5.7インチ | 159.3 x 77.8 x 7.3mm |
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