7月21日に予約受付を開始し、28日に発売されるGoogleのミッドレンジスマートフォン「Pixel 6a」は、Pixel aシリーズとして初めてディスプレイ指紋認証を搭載します。
ディスプレイ指紋認証は、机からスマホを持ち上げることなくスムーズに画面ロックの解除が可能。しかしながら上位モデルでは「指紋が認識されない」など不満の声が多く聞かれました。
こういった不満の声が耳に入ったのかGoogleはPixel 6aに上位モデルと異なる指紋認証センサーを採用したことを明かしています。動作の改善が期待されるなか、Pixel 6aを非公式にいち早く入手した人物によれば、Pixel 6 Proよりも高速に動作するようです。
画面にわずかに触れた時の認証成功率はPixel 6aが55%に
YouTuberのFazli HalimがPixel 6aのレビュー動画を投稿し、Pixel 6aとPixel 6 Proのディスプレイ指紋認証センサーの違いを報告しています。
動画の4分55秒から始まる指紋認証の検証では、ロックした状態の両機種にわずかな時間だけ指紋認証センサーの上に指を乗せています。
1回目はPixel 6aのみ成功、2回目はどちらも失敗、3回目はPixel 6aのみ成功、4回目はどちらも失敗、5回目はPixel 6aのみ成功、6回目はどちらも成功、7回目はどちらも失敗、8回目はどちらも失敗、9回目はどちらも成功となりました。
成功率はPixel 6aが55%、Pixel 6 Proが22%で大差がついています。数字だけ見れば高い成功率とは言えませんが、わずかな時間だけセンサーに触れていることを考慮する必要はあるでしょう。
また、Pixel 6aは出荷前のため、最終調整でさらなる改善も期待できます。精度が落ちてしまう保護シートを貼った時の成功率の高さにも期待したいところです。